くわ入れをする伊沢町長

　福島県双葉町がＪＲ双葉駅東側に整備する商業施設は来年７月以降に開店する見通しとなった。スーパーの「イオン」が出店する。１２日、建設工事に着手し、現地で安全祈願祭を行った。来年６月末までに施設を完成させる予定で、その後、開店準備に入る。 　安全祈願祭には関係者約３０人が出席した。伊沢史朗町長がくわ入れをするなどして安全を祈った。伊沢町長は「駅周辺から外側へ復興を進めるイメージの第一歩。暮らしの安心につながり、帰還や移住に向けては重要な判断材料になる」と期待しながら着実な整備に向けてあいさつした。 　施設は町役場新庁舎に隣接する約７７０平方メートルの敷地に新設する。鉄骨平屋で建物面積は約３００平方メートル。生鮮食品や弁当、日用品、家庭用医薬品を扱う見込みで、住民のニーズを聞きながら取扱品を決めるとしている。