【プレミア12】侍ジャパン辰己涼介「撤回してください」スター発言は「自信ないんで」
侍ジャパンの楽天辰己涼介外野手(27)が、変わらない世界観でプレミア12へ向けて意気込みを示した。開幕戦(オーストラリア)前日の12日、バンテリンドームで全体練習に参加。改めて心境を問われると「心境? はっきり言っていいですか?」と真顔で答えた。「言ってください」の問いに「はい。何も感じてないです」と続けた。 【写真】辰己涼介、侍ジャパン初アーチ! 絶好調男は、トークも“絶口調”。9、10日に同球場で行われたチェコ代表との強化試合では、2試合で侍1号を含む7度の出塁を記録。「スターとはこういうもんやという姿を見せるように」と話していたが、これについては急にトーンダウン。「いや、撤回してください。それは」と珍しく顔を下に向いた。報道陣も心配すると「なかったことにしてください。自信ないんで」と続けた。ただ、これも全ては辰己節だった。「心境の変化の理由」を問われると「いや~緊張してきた~」と言い、最後は「嘘っす。頑張ります」と締めた。 この日は、ゴールデン・グラブ賞の発表日。4年連続4度目の受賞となり、球団を通じて、何故か英語でのコメントを発表していた。知らないはずはないが「あれ、僕ですか!? 良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。「いや、知らんかったっす。ありがとうございます。良かった」と、あくまで知らない様子。「それさえ取れたら試合に出んでいいわ、それぐらいの気持ちの中ではいますね。それしか取りえがない。ありがとうございました」と、キレッキレだった。