学生自ら特色や魅力PR 高校教員対象学校説明 飯田コアカレッジ【長野県飯田市】
IT専門学校の飯田コアカレッジ(牧島晃校長)は5日、高校教員を対象とした学校説明会と学生激励会を長野県飯田市松尾明の同校で開いた。学生たちが内定率10年連続100%の就職実績など同校の魅力を伝え、授業で取り組んだ探究学習の成果を発表した。 学校の特色を高校教員に知ってもらい、知名度を上げようと毎年実施している。飯田下伊那地域の高校をはじめ地域外の高校も参加し、10校の教員が訪れた。 学生自治会の会長が学校の特徴を紹介。133の企業や団体が協賛会に入っており、地元企業とのパイプが強く「地元就職に強い」と強調した。 学費が安い上に、実家から通い生活費も浮くため「経済的に学べる」と利点を挙げた。探究学習に加えボランティア活動も本年度から始まり「多様な体験ができ、社会で必要な力を実践的に身に付けられる」と伝えた。 学生たちは企業や地域と連携して取り組んだ探究学習の成果も発表した。農作業の効率化を目指した自動散水装置の開発や、地元の特産品をPRするアンテナショップ開催などを紹介した。 下伊那農業高校の北原広章教諭は「地域に根ざした学習と100%の就職内定率が素晴らしい。地域で活躍できる人材を育てており、進路先としてありがたい存在だ」と語った。 説明会終了後は学生激励会も開き、高校の教諭と出身学生が懇談した。 飯田コアカレッジは1987(昭和62)年に開校した公設民営の専門学校。企業と連携して知識や技術を実践的に学べる「職業実践専門課程」認定校で、国の修学支援制度認定校。近年は入学者が増加し、定員より多い状態が続いている。