今夜は西日本で雨 明日15日~16日は荒天警戒 明日以降は気温乱高下
16日~寒気南下 17日~西日本でも雪 20℃以上から一桁に急降下も
16日(土)は九州から東海、北陸にかけて断続的に雨が降るでしょう。東北は雨や雪が降り、北海道は広く雪が降り続く見込みです。 北西の風向きに変わり、次第に強まるため、午後は体感的に急に寒く感じられるでしょう。 17日(日)~18日(月)は、冬型の気圧配置が強まるでしょう。強い寒気の南下で、西日本の日本海側は、福岡市や松江市など平地でも雪が降る見込みです。西日本では標高の高い所を中心に積雪となる可能性があり、積雪や路面凍結に注意が必要でしょう。北陸や東北、北海道の日本海側や大雪や暴風雪の恐れがあり、交通にも影響が出そうです。天気が崩れる前、今日14日のうちに早めの備えを行ってください。 また、20⽇(水)から21⽇(木)頃にかけても、再び冬型の気圧配置が強まり、荒れた天気となる所がある見込みです。北日本の日本海側や北陸を中心に更に雪の量が増える恐れがあるため、大雪の影響が長引く可能性があります。 明日15日(金)は、前線に向かって南から暖かい空気が流れ込むため、最高気温は大阪市、福岡市で20℃を超える予想が出ていますが、その2日後、17日(日)には10℃に届かず、一気に気温が急降下します。 17日(日)から全国的に真冬の寒さとなり、季節が2か月分くらい前進する所が多くなります。本格的な寒さに備えを行ってください。
冬道の運転 注意するキーワードは「ふゆとじこ」
この時期、車を運転する際に、気をつけていただきたいポイントは、5つあります。 (1)冬道装備をしっかりと行いましょう。早めに冬用タイヤに取り換えたり、タイヤチェーンを用意したりしましょう。雪道運転は、バッテリーが上がりやすくなります。遠出をする際は、予備のウォッシャー液やバッテリーを確認するなど、事前の点検も忘れないでください。 (2)ゆっくりと、慎重に運転しましょう。雨や雪が降った後に、気温が低いと、普段、慣れている道でも、思わぬ所が凍結している可能性があります。また、雪のない所でも、道路が黒っぽく見えたら、凍結している恐れがありますので、油断しないでください。 (3)時には、迂回や出控えることも、選択肢の一つです。ドライブプランなどを、一時的に変更するのも良いでしょう。 (4)時間に余裕をもって、出発しましょう。慌てると、凍結した道路でも、ついスピードが出てしまい、事故につながってしまいます。 (5)こまめに天気や道路情報を確認しましょう。天気予報が、急に「晴れ」から「雪」に変わるかもしれません。雪が降ると、道路が通行止めになることもあります。 5つのポイントの頭文字を並べて、「ふゆとじこ」と覚えてください。
日本気象協会 本社 石榑 亜紀子