優木まおみ「虫を臆せずモリモリ食べる姿が話題に」民放アナ、モーニング娘。のオーディション全落ちも「グラビア」で一気に輝くまで
落ちたことは残念だったけれど、人生で一度しかない貴重な体験ができて勉強になりました。 ── アナウンサーの採用試験を受ける前は、「モーニング娘。」などのタレントオーディションにも挑戦されていたそうですね。 優木さん:アナウンサーになりたいという昔からの夢がある一方で、華やかな世界に憧れるミーハー心がどんどん増していた時期だったんです。モーニング娘。のオーディションはまったくダメでしたが、エイベックスの「avex dream 2000」オーディションでは、結構いいところまでいきました。
ただ、当時は「こうなりたい」という明確なビジョンがあったわけではなく、単に、テレビに出て注目されたい、有名になりたいという気持ちのほうが強かったのだと思います。いま思えば、ブレブレでしたね。
■昆虫をモリモリ食べたことも… ── その後、2002年に芸能界デビューされました。どういうきっかけだったのでしょう? 優木さん:アナウンサー試験に落ち、「この先どうしよう…」と悩んでいたときに、生島企画室に声をかけていただき、22歳で白子のりのCMで伊東四朗さんの娘役としてデビューしました。演技力も何もないのに、たまたまオーディションで受かったものだから、ものすごく緊張したことを覚えています。
当時は、自分に何ができるかがわからず、やりたいことを必死で模索していた時期でした。「頑張るぞ!」というガッツだけはあったので、手あたり次第にオーディションを受けまくり、NHKの朝の連続テレビ小説も毎年受けていました。 そんななか、大学の友達とバンド活動をしていたときに作った曲がラジオ局で賞を取り、インディーズレーベルからCDデビューすることに。バンドのメンバーは、すでに2人とも教師になっていたので、ソロで活動を開始しました。
路上ライブをしたり、全国のCD屋さんをめぐるなど、いわゆるドサ回りをしながら歌手活動を行いつつ、オーディションを受けまくっては落ちて…の繰り返し。とにかく「いまやれることは、すべてやろう!」と、可能性がありそうなものに片っ端からチャレンジしていました。 ── ガムシャラな下積み時代を経験されていたのですね。物おじしない精神は、そのときに養われたのでしょうか? 優木さん:大きいと思います。そうしたガッツが認められて、『世界ウルルン滞在記』の出演オファーをいただきました。新たなチャンスが舞い込んできたのですが、ロケ先がなんと、「昆虫を常食する村」。