虐待から子ども救え! 3病院合同 福島市の福島赤十字病院で勉強会 対処法など議論
福島県福島市の福島赤十字病院による子ども虐待対応勉強会は12日、同病院で開かれた。市内の医療関係者らが、虐待が疑われる事案への対処法について理解を深めた。 同病院では、2年前に子ども虐待対応チーム(CPT)が発足した。ノウハウを共有し、暴力やネグレクト(育児放棄)の早期発見を図ろうと、市内のわたり病院と大原綜合病院と初めて合同で勉強会を開いた。 約60人が参加した。発熱した幼児が受診したが、親の対応がどこかおかしい―という事例を示した動画を視聴。参加者が疑問点や病院スタッフが取るべき対応について意見を交わした。 赤十字病院の担当者が虐待に気付くポイントをまとめたチェックシートへの記入や院内での情報共有、児童相談所と協力した家庭へのサポートといった院内での取り組みを紹介した。 (県北版)