明石商に楽天・水上選手祝う横断幕 看板店・浅野さん作成 /兵庫
<センバツ2020> 今春のセンバツで頂点を目指す明石商(明石市魚住町長坂寺)の校舎に、前年チームの主力だった水上桂捕手(3年)のプロ野球・楽天入団を祝う横断幕が登場した。2年連続3回目のセンバツ出場を祝う懸垂幕や、2019年8月の高校総体・女子棒高跳びで優勝した古林愛理選手(2年)の快挙を祝う横断幕と並んで堂々とはためき、明石商のクラブ活動の充実ぶりを誇示している。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 横断幕は18日に掲げられた。縦1・8メートル、横6メートルで、「祝 2019 プロ野球ドラフト指名 東北楽天ゴールデンイーグルス 水上桂選手」と書かれている。 水上捕手は素早い送球と好リード、勝負強い打撃で19年の甲子園春夏連続4強に貢献。18歳以下のワールドカップ代表にも選ばれた。同年秋のプロ野球ドラフト会議で7位指名されて楽天へ入団。早くも「桂(けい)ちゃん」の愛称でファンの人気者となっている。 いずれの幕も看板店経営の浅野康二さん(70)=明石市天文町=が作った。浅野さんは「水上捕手の名前がはっきり分かるように気を配った。センバツ優勝を祝う懸垂幕も掲げたい」。名村康太郎捕手(2年)は「近くで見ていた先輩がプロに行ってすごいなと思う。水上さんのように強気の配球ができるように頑張りたい」と憧れの先輩への思いを語った。【韓光勲】 〔神戸版〕