ダグラス・サーク特集がシネマヴェーラ渋谷で開催、日本初上映作も多数
特集上映「デトレフ・ジールクからダグラス・サークへ」が12月28日から1月31日にかけて東京・シネマヴェーラ渋谷で開催される。 【画像】「心のともしび」場面写真 ドイツのウーファ撮影所で数多くの作品を生み出したデトレフ・ジールクは、ナチス政権の時代に米ハリウッドへ亡命。ダグラス・サークと改名し、アメリカでの初監督作「ヒトラーの狂人」を1943年に発表した。ノワール、コメディ、宗教劇といった多様なジャンルの作品を撮り、晩年はメロドラマの名手として知られるようになる。 今回の特集には彼が送り出したドイツ、オランダ、アメリカの作品がラインナップ。日本初上映となる作品を含む監督作と関連作、計29本が集められた。全作品デジタル上映。1月11日の「いつも明日はある」上映後には、蓮實重彦を招いたトークショーが行われる。 ■ デトレフ・ジールクからダグラス・サークへ 2024年12月28日(土)~1月31日(金)東京都 シネマヴェーラ渋谷 □ 上映作品 監督作 ・エイプリル・フール ※日本初上映 ・沼の家の娘 ※日本初上映 ・社会の柱 ※日本初上映 ・第九交響楽 ・思ひ出の曲 ・世界の涯に ・南の誘惑 ・小悪党 ※日本初上映 ・ヒトラーの狂人 ・夏の嵐 ・パリのスキャンダル ・誘拐魔 ・奇妙な女 ・眠りの館 ・ちょっとフランス風 ・ショックプルーフ ・奇蹟 ※日本初上映 ・丘の雷鳴 ・ステキなパパの作り方 ・わが望みのすべて ・突然の花婿 ※日本初上映 ・僕の彼女はどこ? ※日本初上映 ・私を町まで連れてって ※日本初上映 ・僕と祭りで会わないかい? ※日本初上映 ・アパッチの怒り ・心のともしび ・いつも明日はある 関連作 ・模倣の人生(ジョン・M・スタール監督作) ・罠(ロバート・シオドマク監督作) ※2025年1月3日(金)、26日(日)は均一料金1500円で「いつも明日はある」を特別上映 □ トーク付き上映 2025年1月11日(土)16:25~「いつも明日はある」上映回 <出演者> 蓮實重彦 ※上映後にトークショー ※均一料金2500円