千原せいじ 追突事故に詐欺、不運続きで荒ぶる心を絵画で癒やす「ガネーシャみたいになれたらいいな」
お笑いタレントで天台宗の僧侶・千原せいじが5日、大阪・LAUGH&PEACE ARTGALLERY OSAKAで行われた「玄×千原せいじ『せいじんトコ』コラボYouTube収録」後に囲み取材会に出席。不運続きのせいじの心を癒やしてくれるというアーティスト・玄氏が制作した現代アートを紹介した。 玄氏は、各国の貧しい地域の家の壁や屋根、道路にペイントすることで、アートであふれる街「アート街」として観光地化するプロジェクト活動を主導している。今回開催した個展「GENTEN げんとアートと時々せいじ」(5~15日)では、国際協力の支援にも取り組むせいじの活動に共感した玄氏が、せいじをモチーフにした作品の創作や、限定グッズの販売を行う。 玄氏は「今すぐ世界を変えることはできない。今すぐ世界の感じ方を変えることはできるという思いがある。せいじさんの言葉や考え方を聞いた時に世界の感じ方がガラっと変わると思った」と語った。 せいじは自身をイメージして描かれた現代アートやTシャツを見て「俺こんなんかなー。分からんなー」と首をひねり、玄氏に「俺の絵だけ売れ残るとか恥ずかしいから頼むで。この歳になって恥かきたくないねん」とせいじ節でゴネてみせた。 10月に買ったばかりの新車が、5週間の間に2回も追突事故に巻き込まれ、前日4日には200万円のクレジットカード詐欺に遭っていることに気づき、手続きに奔走した。 「最悪やった年末!」と吠えたせいじは、昨年11月頃から毎日、自身のクレジットカードで、身に覚えのないゲームの課金名目の引き落としがされていたとぶっちゃけた。 「(最初は)毎日3000円、2~3か月たったら5000円になっとんねん。今年の9月からは毎日1万円。セキュリティーにも引っかからへん。(支払時にカードが使えない時があり)使い勝手が悪くて(カード会社に)聞いたら『まもなく上限を迎えます』って言われて(支払い明細を確認してもらうと)『ゲーム好きですね』って。(カードを止めるために)昨日3時間ぐらい時間つぶした。カネは昨日から60日分(の被害額だけ返還される)。計算したら涙出るから(考えるのを)止めようと思った。それさえなかったら(玄氏の)絵を買い占められた」と笑わせた。 追突事故について「ケガは全然大丈夫。空港の駐車場で1回と信号待ちの時に1回」。信号待ちの時はバイクに乗った配達員に追突されたとし「タイヤの交換で車屋が乗ってたから、俺は乗ってなかった。新車で買って、まだ5週間しか乗ってへん」とボヤいた。 今の気持ちを表す絵画として玄氏が制作した絵画「それなりにちゃんと生きてるつもりだけど天国に行ける保証もないから、今生きてるこの世界ぐらいはみんなで最高のもんにしようよ」を指さし「気持ちは、ぐっちゃぐちゃ。昨日はもう電話してあんな感じやった。今までで一番数字書いたんちゃうかな。電話番号とか問い合わせ番号とかウワーって、あんな気持ち」とし、今の気持ちを癒やしてくれそうな1枚として「人としてはガネーシャみたいになれたらいいな」と絵画を見つめていた。 最後に年末に向けて詐欺が増えると注意喚起した上で「みなさんも(クレジットカードの明細は)毎月確認するようにしてくださいよ」と呼びかけていた。
東スポWEB