【長崎】小学校で海藻養殖に挑戦!東彼杵町で“磯焼け問題”の特別授業「海藻School」
NCC長崎文化放送
小学生が学校で「海藻」の養殖に挑みます。東彼杵町で「海の環境」を考える特別授業が開かれました。 【写真】小学校で海藻養殖に挑戦!東彼杵町で“磯焼け問題”の特別授業「海藻School」
夢中になって覗き込む子どもたち。観察しているのは、海藻の一種「アカモク」です。東彼杵町立彼杵小学校で開かれた特別授業の「海藻School」。6年生44人が参加しました。 講師・中村拓朗さん(39):「みんな海は好きですか?」 子どもたち:「大好きです!」 授業を開いたのは、一般社団法人 海と日本プロジェクトinながさき。海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げる「日本財団 海と日本プロジェクト」の一環です。講師を務めたのは、長崎市で水中ガイドを行いながらYouTubeで海の環境について発信する中村拓朗さん(39)です。 温暖化などの影響で海藻が減少し、魚などの生態系への影響が懸念される磯焼け問題を紹介。子どもたちは、これから1年をかけ、海藻「アカモク」を学校で養殖します。初回の授業では、アカモクの「生殖器床」をハサミで切り取り、海水に浮かべる卵の採取を体験しました。海の環境を守るために欠かせない海藻の重要性を体験を通じて学び、自ら考えるきっかけとなることを目指します。 参加した児童: 「自分たちが普段食べている海藻が無くなっていることにびっくりしました」 参加した児童: 「大村湾を救いたいと思います」 中村拓朗さん: 「海といえば魚が中心になると思うんですけど、実は魚たちを支えているものが海の環境を支える海藻たちになるので、海藻を育てることで海の環境だったり、海を守るために何をすべきかということを考えられるきっかけを持った子どもたちが増えていけばなと思っています」 「海藻School」は5月下旬から時津町立時津北小学校でも始まっています。
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