退職届を提出する静岡・川勝平太 知事（4月10日午前9時22分頃）

静岡県の川勝平太 知事は4月10日、県議会の中沢公彦 議長に対して退職届を提出し、受理されました。 川勝劇場終焉へ…　「一番大きかったのはリニア」も残る疑問　狙いはボーナス？　果たされぬ説明責任 これにより5月9日いっぱいをもって自動失職します。 公職選挙法では、議長が退職届を受け取ってから5日以内に県の選挙管理委員会へ通知し、そこから50日以内に選挙が行われることになっているため、知事選は5月26日投開票となる公算が大きくなりました。 なお、川勝知事はすでに知事選には立候補しない考えを明らかにしています。 川勝知事をめぐっては4月1日に行われた県庁の入庁式で新規採用職員を前に職業差別と受け取れる発言をし、翌2日に辞意を表明していました。 その上で、当初は6月定例会の初日（6月19日予定）に辞職することを望んでいましたが、その後、最大会派の自民改革会議や公明党県議団が1日も早い辞職を求める申し入れを行っていて、これに応えた形となります。 関係者によると、川勝知事は周囲に対して、申し入れを尊重したことや知事選に関して具体的な候補者名が取り沙汰されるようになったことなどを退職届の提出を早めた理由として挙げているということです。