巨人はDH固定せずベテランの「休養枠」に 岡本サードやウレーニャのファースト起用も視野…交流戦注目ポイント
交流戦の注目ポイントの一つが、計9試合あるパ・リーグ本拠地でのDHだ。今季の巨人は固定せず、ベテラン主力の「休養枠」として使うことになりそうだ。その中で阿部監督はある策を温めていた。 「勇人(坂本)を休ませて、和真(岡本)をサードにしてウレーニャをファーストというのもあるだろうし。和真もちょっと気分転換させて、サードで」 開幕から全48試合「4番・一塁」で出場する岡本和の三塁構想だ。三塁・坂本をDHに入れれば、守備の負担が減ってコンディション面のメリットがある。そこで岡本和が三塁に入り視野を変え、リフレッシュして打撃に好影響が出れば一石二鳥というわけだ。 岡本和は21、22年に三塁でゴールデン・グラブ賞を獲得。昨年はチーム事情で一塁、三塁、左翼の3ポジションを守った。阿部監督の方針もあり、開幕から一塁固定だったが、試合前の守備練習では三塁に入って機敏な足さばきでゴロを受けることもあり、対応する準備はできている。 新外国人のヘルナンデスとともに28日のソフトバンク戦(東京D)から1軍昇格するウレーニャが一塁を始め内外野守れることで起用の幅が広がる。「外国人のDHは考えていない」と、坂本だけでなく、丸や長野らを日替わりでDH起用する構想。その分、出場のチャンスが広がる若手選手の奮起も期待される。(巨人担当キャップ・片岡 優帆)
報知新聞社