「復興を手伝いたい」 地震で被災、富山県氷見市の9小学校で卒業式
能登半島地震で大きな被害が出た富山県氷見市の小学校9校で18日、卒業式が行われ、287人が学びやを巣立った。 比美乃江小では中野聖子校長が、北部中の制服に身を包んだ70人に卒業証書を授与。「地震から2カ月余りが経過し、当たり前の毎日がいかに大切かを知りました。今後も自信を持ち、挑戦への一歩を踏み出しましょう」と式辞を述べた。 在校生の別れの言葉に続き、卒業生が「皆さんと学んだ信頼と協力の大切さ、思いやりの素晴らしさを心の支えとして羽ばたきます」と誓い、歌を合唱。式を終えると、在校生や保護者に見送られて学校を後にした。小林駿斗君は氷見の復旧・復興に向け「手伝っていけることをしていきたい」と話した。 義務教育学校・西の杜学園では、前期課程修了を祝う式が行われた。