予選を13位で突破した木村仁紀（右）。左は同じく滋賀支部の松山将吾

＜15日・びわこボート・4日目＞ 【記者コラム・古賀正史の「正史かける」】 　地元勢が奮闘する今節だが、木村仁紀もその一人。予選ラストこそ6着と大敗を喫したが、オープニングカードを逃げ切って得た白星をはじめ、序盤の貯金が効いて13位で準優入りを決めた。 　これでフル世代のGⅠは初のベスト18入り。地元勢の勢いを借りて初のGⅠ優出といきたいところだが「僕は隠れて、しれっと行きます」と目立たずファイナル進出を決める心づもり。 　その準優は、節一級で注目を集める深井利寿が1枠で、2枠には艇界のスーパースター峰竜太と、木村が〝身を隠す〟には持ってこいのメンバー構成。〝しれっと〟優出に期待したい。 　▼12R　内枠両者がやり合うなら外の木村にも展開が向く。2着づけで。12―5―全。 　▼11R　仲谷颯仁は3枠だった予選ラストで、イン峰竜太を相手に白星まであと一歩の走りで、2枠深井利寿には先着した。今度は1枠に超強豪の馬場貴也、2枠には機力抜群の守田俊介とその時と似た構図。内枠両者がお互いを意識し過ぎるようなら、またまくり差しが入る。3―124―全。