国道16号陥没 市原 迂回路が渋滞、運送や出勤に遅れ 頭抱える近隣物流倉庫
市原市の国道16号で陥没が起きた4日、影響は周辺の店舗や工場にも広がった。国道16号の通行止めになった区間を迂回(うかい)する車で周辺道路が渋滞し、運送や従業員の出勤が遅れる事態も起きた。 幹線道路の国道16号。近隣の物流倉庫ではトラックの到着が遅れているといい、倉庫会社の担当者は「迂回する道も混んでいる」と嘆く。「昨日(3日)は大雨の影響で道路が冠水し、きょう(4日)は陥没で運送が遅れている」。2日連続の流通の乱れに頭を抱える。
国道16号近くに店を構える同市内のスーパーマーケットは「商品の運送に影響はなかったが、渋滞のせいでお客さんが全然来ない」とため息。店舗と直結する道路が、国道16号を迂回してきた車で渋滞し「出勤時間に間に合わない従業員もいた。帰りも時間がかかるかも」と不安がる。
近隣の工場の一つは4日、午前中で運送を終えていたことで、目立った影響はなかったという。それでも「影響がこれから出るかもしれない」と通行止めが長引くことを懸念する。