嘉穂劇場 2031年度再開目指す
九州朝日放送
2021年から休館している飯塚市の国登録有形文化財「嘉穂劇場」について、市の「活用検討委員会」は12日、2031年度のリニューアルオープンを目指すとする答申案をまとめました。 答申案では、基本理念を、「色あせることのない賑わいの劇場に」としたうえで耐震面の強化や照明の更新、バリアフリー化など多岐にわたる改修を行い、2031年度のリニューアルオープンを目指します。 運営面では指定管理者制度を導入し、劇場での公演と観光施設としての公開をメインに、事業展開する方針です。 嘉穂劇場は、1931年に開場した歌舞伎様式の木造建築で、直径16メートルの回り舞台やふたつの花道がある、現存する最大規模の芝居小屋です。 改修費用については市が詳細な事業計画を詰めて算定する予定です。 委員会では「再開へは市民を巻き込んで盛り上げなければ」といった声が上がりました。
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