『デカレンジャー』高知で舞台あいさつ “ウメコ”菊地美香が自己紹介「劇中では、彼(伊藤)の妻、リアルでは彼(吉田)の妻です」
『特捜戦隊デカレンジャー』(2004)の赤座伴番/デカレッド役のさいねい龍二、戸増宝児/デカブルー役の林剛史、江成仙一/デカグリーン役の伊藤陽佑、胡堂小梅/デカピンク役の菊地美香、姶良鉄幹/デカブレイク役の吉田友一が29日、高知市内で行われた『特捜戦隊デカレンジャー20th ファイヤーボール・ブースター』(6月7日から期間限定上映、11月13日にBlu-ray&DVD発売)高知凱旋舞台あいさつ付き先行上映会に登壇した。 【写真】『特捜戦隊デカレンジャー』高知県庁や市役所へ表敬訪問した模様 この舞台あいさつに先駆け、高知県庁と高知市役所を訪れた5人。吉田が現在、高知に移住し「高知市地域おこし協力隊」として働いているということで、浜田省司高知県知事と桑名龍吾市長を表敬訪問することになった。まずは県庁へ行くと、浜田知事が吉田に「クラウドファンディングがすごい大盛況だったようですね」とうれしそうに尋ね、吉田も「おかげさまで」と満面の笑み。その後、『デカレンジャー』をはじめとするスーパー戦隊の魅力についても語り合った。 続いて高知市役所に移動すると、ロビーにはあふれんばかりの人だかりが。吉田の同僚をはじめ、市役所の職員たちが、表敬訪問を聞きつけ、5人の到着を待ち構えていたという。さいねいたちは笑顔を見せ「ありがとうございます!」「吉田がいつもお世話になっております」と頭を下げ、感激しきりの様子。その後、桑名市長と対面。『デカレンジャー』のオリジナルTシャツに身を包んだ桑名市長も5人を「ようこそ」と迎え入れ、高知ロケなどについて歓談。桑名市長は夜の舞台あいさつにもゲストとして登壇した。 その後、テレビ局の取材を終えたあと、高知凱旋舞台あいさつ付き先行上映会の会場となるTOHOシネマズ高知に移動した5人。会場では熱い拍手に包まれた。MCは本編にも出演したフリーアナウンサーの雫石将克が務めた。まずは、さいねいが「これから新しい20周年の映画をぜひ楽しんでください」とあいさつすると、林も「短い時間ですがよろしくお願いします」と真面目にあいさつ。続いて伊藤が「みんな、こーんにちは!」と呼びかけると、会場から「こーんにちは!」と返ってくるも、伊藤は「あ、こんばんはの時間だっけ」とおちゃめに笑った。 菊地は「早速、業務連絡していいですか?」と、夫である吉田とともに担当している高知県をPRするYouTube動画「どっぷり高知旅」について「ぜひ、たくさん観ていただいて、県外のみなさんに広めてください」としっかりアピールした。また、菊池は伊藤と吉田を指差し「劇中では、彼(伊藤)の妻、リアルでは彼(吉田)の妻です」と自己紹介しました。吉田は「高知県高知市で『特捜戦隊デカレンジャー20th』が撮影できたというご報告と、これから皆さんと一緒に高知県を盛り上げる、そして『デカレンジャー』を支えていただきたいということで、きょうはぜひそこをアピールしていきたいと思いますので、よろしくお願いします」と力強く語った。 クロストークでは、高知を舞台にした脚本を読んだ感想について聞かれると、さいねいは「特撮で高知!?というのがすごく不思議な感じがあったのですが、台本を読み進めていくと、その必然性みたいなものがちゃんとありましたし、最後にはいい読後感がありました」と感心。林も高知が舞台という設定に驚いたが「ただ、友一と美香が高知に住んでるっていうのもありましたし、高知は本当にご飯がおいしいなと思っていたので、高知へ行けるんだと思い、シンプルにラッキーだなと普通に喜びました」とうれしそうにコメントした。 また、菊地は現在、「十月一日」というお弁当屋の店長をやっているとのことで「みんなに食べてもらいたくてお弁当を差し入れたりました」そうが、菊地が他にも高知のいろいろな店舗から差し入れをしてもらったと言うと、吉田も「高知のたくさんの事業者さんや市民の方々の応援とご協力があって、今私たちがここで立っているので、本当に感謝しかないです」と続ける。それを受け、全員が「本当においしかったね」とうなずきあっていた。 伊藤は撮影で初めて高知に来たそうで「本当においしい。とあるシーンが出てきますが、そこで僕はにんまりしています。それはなぜでしょう」と言ったあと、その答えは避けて「観終わった後のネタバレトークを早くしたいなと思ってます」と苦笑いを浮かべた。会場には子ども時代に『デカレンジャー』を観ていた世代や、その子どもや親世代と、幅広い年齢層の観客が詰めかけた。林は「ありがたいですよね。2世代じゃなくて3世代で来られている可能性もあるじゃないですか。そういう形でこう劇場に足を運んでくださる機会が増えれば、本当に僕たちもうれしいです」と感謝した。 舞台あいさつの後半では、ゲストとして桑名市長と、高知県のイメージキャラクターである「くろしおくん」、高知県須崎市のマスコットキャラクターである「しんじょう君」が登場し、黄色い歓声に包まれた。桑名市長は「今回のロケ地に高知市を選んでいただきましたこと、関係者の皆さんやファンの皆さんの熱意に感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。また、デカブレイク役の吉田くんは高知市役所の職員として、ロケ地の誘致に関しても資金集めからすごい力を発揮していただきました。そして今度はデカ役、警察官として、自転車のヘルメット着用の啓発運動で、チラシを配ったりもしていただいた。俳優と市役所の職員、そして警察官と、3つの仕事をしていただき、本当に感謝を申し上げたいと思います」と心から謝辞を述べた。 その後、さいねいたち5 が変身ポーズを披露し、会場のテンションもさらにアップ。最後は、さいねいが「この作品は本当に何も考えなくていいぐらい楽しい作品になってると思いますので、存分に1時間のVシネクストを楽しんでいただければと思います。また、皆さまは全国に先駆けて先行上映を見る目撃者となっておりますので、全国に向けて発信の方もしていただければと。僕はきょう“吉田友一を男にしよう”と思ってここに来ております。皆様のボタンで吉田友一を男にしてあげてください!どうもよろしくお願いします」と熱いメッセージで大盛況のまま、舞台あいさつは幕を閉じた。