NYダウ、440ドル高 2日連続で最高値 次期財務長官への期待
25日のニューヨーク株式市場で、主要企業でつくるダウ工業株平均が440ドル値上がりし、2営業日連続で史上最高値を更新した。トランプ次期米大統領がスコット・ベッセント氏を米財務長官に指名したことで、財政赤字の悪化やインフレ再燃を一定程度抑えられるとの期待から株式が買われた。 ダウの終値は、前週末より440.06ドル(0.99%)高い4万4736.57ドルだった。値上がりは4営業日連続。 トランプ氏が財務長官に指名したベッセント氏は投資ファンドを経営しており、金融市場の安定を重視するとの見方がある。トランプ氏の掲げる関税引き上げや減税は、インフレ再燃や財政赤字の拡大をもたらすとの懸念があるが、ベッセント氏が起用されたことで過度な懸念が後退。米長期金利が低下し、株価の上昇につながった。(ニューヨーク=真海喬生)
朝日新聞社