日本農業賞大賞に6個人・団体 産業発展のトップランナー
経営や技術の改革に取り組み、地域社会の発展にも貢献
JA全中とNHKは29日、第53回日本農業賞の受賞者・団体を発表した。大賞には、個別経営の部で宮城県栗原市の川口グリーンセンター、前橋市の須藤晃さんと須藤淳子さん、長野県松本市のかまくらやが輝いた。集団組織の部は福島県昭和村のJA会津よつばかすみ草部会、愛知県西尾市の西尾鉢物出荷組合、岡山県吉備中央町のJA岡山加茂川ぶどう部会が大賞となった。 同賞は全中とJA都道府県中央会、NHKが主催する。特別賞は個別経営の部で山梨県韮崎市のぶぅふぅうぅ農園、集団組織の部で神戸市のこうべ旬菜部会が受賞した。 応募は個別経営の部94件、集団組織の部91件。中央審査会(委員長=盛田清秀元東北大学教授)が選んだ。今回から食の架け橋の部はなくなった。大賞と特別賞の表彰式は3月9日に東京都渋谷区のNHKホールで開く。 その他の受賞者・団体は次の通り。 ◇優秀賞▽個別経営の部=ベリーズバトン(栃木県真岡市、イチゴ)春見ライス(岐阜県美濃加茂市、水稲・作業受託・果樹・野菜・野菜苗)TPF(滋賀県長浜市、大豆・麦・米・タマネギ)古川公彦、古川みゆき(長崎県佐世保市、温州ミカン・中晩柑)▽集団組織の部=JA上伊那花き部会(長野県伊那市、花き)農事組合法人多集落営農組合(奈良県田原本町、水稲・小麦)えひめ中央農協温泉地域花木部会(松山市、ユーカリ類・スモークツリー・ティナス・アカシア類)長崎県央農業協同組合小串とまと組合(長崎県川棚町、トマト)
日本農業新聞