《4戦13ゴール》とフリック・バルサの勢いが凄まじい 絶賛される改革「フィジカル的にバルセロナは別のチームになった」
若手の育成も高評価のポイント
ラ・リーガ開幕4連勝。それも13ゴール3失点と内容も圧倒的で、ハンジ・フリック体制のバルセロナは想像を超えるスタートを切った。 MFマルク・ベルナルが大怪我を負ってしまうなどトラブルもあったが、今季より始まったフリック体制がこれほど順調なスタートを切ると予想していた人がどれだけいただろうか。ライバルのレアル・マドリードがやや鈍いスタートを切ったこともあり、早くもバルセロナのリーグ制覇を期待する声も増えている。 スペイン『MARCA』もフリックの改革を絶賛する。まずは、昨季よりも縦にスピーディーなダイレクトなプレイスタイルだ。フリックは就任当初よりフィジカルの重要性を口にしていて、同メディアも「フィジカル的にバルセロナは別のチームになった」と称える。そのスタイルが攻撃陣の個性を引き出しているのは明らかで、FWハフィーニャも昨季とは別人のようだ。 バイエルン時代にフリックと仕事をしているFWロベルト・レヴァンドフスキも4ゴール1アシストと抜群のスタートを切っており、やはりフリックのスタイルが合っているのだろう。 また、フリックは若手のことをかなり高く評価している。前述した17歳MFベルナルの長期離脱は残念だが、開幕からフリックはベルナル、20歳のMFマルク・カサド、19歳DFセルジ・ドミンゲス、21歳MFパブロ・トーレ、17歳DFパウ・クバルシらに積極的にチャンスを与えており、これもサポーターが歓迎する動きだろう。まだ開幕4試合ではあるが、若手の育成と勝ち点獲得の両立ができている。 新戦力のMFダニ・オルモも快調なスタートを切っていて、適応に問題はなさそうだ。期待感満載の立ち上がりとなったが、フリック・バルセロナはこのままの勢いをキープできるか。
構成/ザ・ワールド編集部