前週棄権の渋野日向子がセントアンドリュースで練習再開 大里桃子と18ホールをプレー
◇女子メジャー最終戦◇AIG女子オープン(全英女子) 事前(19日)◇セントアンドリュース オールドコース (スコットランド)◇6784yd(パー72) 【画像】日本勢19人がセントアンドリュースに集結 前週「スコットランド女子オープン」初日に途中棄権した渋野日向子が、今季メジャー最終戦の会場で練習ラウンドを行った。日本ツアーからメジャー初参戦となる同学年の大里桃子らとコースをチェック。1番のティショットから1Wを握り、18ホールを回り切った。 仲のいい大里と談笑しつつ、情報収集は抜かりなく行った。砲台グリーンの縦幅が100yd近い5番(パー5)では、数十メートルの超ロングパットを打つセントアンドリュースならではのシチュエーションにもトライ。ティショットの番手とアングルの確認、ピン位置に対してのアプローチをキャリーさせる狙いどころといったグリーン周りのプラン固めはいつも通り入念だった。ラウンド後は雨の中、パッティンググリーンでボールを転がしてから引き揚げた。
前週は左股関節からでん部にかけて痛みが出た。初日に棄権した後もコースのダンドナルドリンクスでツアーのドクター、帯同トレーナーのトリートメントを受けつつ静養。18日にアプローチとパターのみ3日ぶりに感触を確かめ、ショット練習はセントアンドリュースに入って再開したという。
2019年にメジャー初出場初優勝を飾った特別な大会。「自分のゴルフ人生において一番デカいことって、全英で勝ったこと」と言い切る。自らの写真が歴代覇者として会場内に飾られる1週間を「1年に1回の楽しみ」と心待ちにもしてきた。 今年からは大会のタイトルスポンサー、米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の日本におけるブランドアンバサダーとしてスポンサー契約も結んだ。間違いなく気合が入る舞台へ、前のめりで準備を進める。(スコットランド・セントアンドリュース/亀山泰宏)