ナポリは2大エースの同時流出阻止へ デ・ラウレンティス会長はPSGが狙うクワラツヘリアの売却意思なし
今季は10ゴール9アシスト
ナポリの会長であるアウレリオ・デ・ラウレンティス氏は今夏に、クヴィチャ・クワラツヘリアを売却するつもりはないようだ。移籍市場に精通しているファブリツィオ・ロマーノ氏が自身のXにて報じている。 2022年夏にやってきたクワラツヘリアはここまでナポリで公式戦86試合で24ゴール26アシストをマークしている。セリエA34試合で12ゴール13アシストを記録した昨シーズンは、ナポリの33年ぶりのスクデット獲得に大きく貢献。ヴィクター・オシムヘンと共にナポリの2大エースとなった。 そんなクワラツヘリアに関心を示しているクラブの1つがパリ・サンジェルマン(PSG)だ。エースのキリアン・ムバッペが退団を発表したこともあり、指揮官のルイス・エンリケはクワラツヘリアの獲得を優先させたいと考えているようだ。 しかし、ナポリとしてはオシムヘンとクワラツヘリアの2人のエースが同時に退団するシナリオだけは避けなければならない。オシムヘン退団が濃厚な今、ナポリはクワラツヘリアの残留を強く望んでいるようだ。ロマーノ氏は「ナポリはクワラツヘリアとの契約をできるだけ早く延長するよう働きかけるだろう」とも伝えており、2027年となっている現行契約を更新するかもしれないとのこと。 ナポリは今シーズンは8位に沈んでおり、昨シーズン王者は思わぬ苦戦を強いられている。同選手への相手チームの警戒も強くなり、昨シーズンほどのインパクトを残せていないという声もあったが、今季もリーグ戦10ゴール8アシストという結果を残している。PSGだけではなく、多くのビッグクラブが狙っているウインガーをナポリは死守することができるだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部