「ワン・ザ・ウーマン」より

破天荒でマイワールド全開な女性検事が、ある日を境に財閥令嬢として生きていく痛快アクションラブコメディ「ワン・ザ・ウーマン」。動画配信サービス「Hulu」では、6月2日に23話～最終話が配信され、全32話を見放題配信中。そこで本記事では、“ダークヒロイン”が活躍する同ドラマの見どころやあらすじを紹介していく。 【写真】鋭い目つきも美しい…ダークヒロインを務めるイ・ハニ ■記憶喪失になった女性検事が、大財閥に隠された闇を暴く 2021年に韓国で放送され、最高視聴率17％を記録した本作。「2021年SBS演技大賞」でヒロインを務めたイ・ハニと、彼女に振り回されるスンウク役を演じたイ・サンユンが最優秀演技賞を受賞し、4冠を獲得したことで話題を呼んだ。 また、メインキャラであるヨンジュ(ハニ)とスンウク(サンユン)の学生時代を、元I.O.Iのキム・ドヨンとボーイズグループ・THE BOYZのヨンフンが演じるなど、話題性のあるキャストを起用している。 そんな本作の主人公は、強くて美しい女性・ヨンジュ。検視庁では出世のために上司に媚を売り、外では裏金を受け取るなどの不正を働く破天荒な女性検事だ。ある時、ヨンジュは謎の車に轢かれて記憶を失くしてしまい、ハンジュグループの嫁でヨンジュとそっくりの財閥令嬢・ミナとして生活することに…。 そして、ミナの元婚約者のスンウクや検事研修生・ユジュンなど、周りを取り巻くキーパーソンたちと関わりながら、ハンジュグループに隠された闇を暴いていく――。 ■イ・ハニ＆イ・サンユンの息ぴったりなコンビネーションに注目 本作の見どころはいくつかあるが、特に注目すべきは“スカッとするストーリー展開”だろう。裏金を受け取ることも厭わない破天荒なヨンジュに対し、入れ替わった先のミナは、見た目こそヨンジュにそっくりだが、従順でおとなしいタイプ。嫁ぎ先のハンジュグループ一家からの嫌がらせにも耐える日々を送っていた。 しかし、ミナとは性格が正反対のヨンジュがハンジュグループの中で過ごすようになってから、彼女はグループをハチャメチャにかき乱していく。そして、次第に財閥の裏の顔が浮き彫りになった時、相手がどんな権力者であろうと牙をむくヨンジュ。彼女の物怖じしない勇ましい姿は、見ていて爽快な気分になれる。また決してブレない芯も持っており、ネット上では「エネルギッシュでパワフルな性格が最高」「カッコいい女性で憧れる」などのコメントも寄せられていた。 そして、主演コンビのイ・ハニ＆イ・サンユンの息ぴったりなコンビネーションも本作の見どころの一つだ。ハニは「熱血司祭」などのコメディ作品出演し、高い演技力を誇る女優。一方のサンユンは、ドラマ「アバウトタイム～止めたい時間～」などにも出演する注目の俳優だ。普段は優しく知的なキャラクターを演じることが多いが、本作ではコメディシーンにも挑戦しており、新たな一面を覗かせている。 そんなサンユンが演じる財閥の前後継者・スンウクは、正面からぶつかるヒロイン・ヨンジュのピンチには必ず駆け付けてくれる頼もしい存在。彼は“ミナが別人”だと早々に気付くのだが、それでも財閥の闇を明かすために手を組むなど、何かとヨンジュに協力的な姿勢を見せている。 2人の掛け合いは非常にコミカルでありつつも、ドキドキする要素も満載で、思わず胸キュンしてしまうようなシーンも多数描かれている。 ■目が覚めたらなぜか財閥の嫁に…「ワン・ザ・ウーマン」あらすじ 主人公の女検事・ヨンジュは腕っぷしが強く優秀だが、裏金を受け取ったり上司に媚を売ったりとなかなか破天荒な性格の持ち主。検事研修生で財閥息子のアン・ユジュン(イ・ウォングン)からは「もし警察に拘束されたら大変ですよ」と忠告されるほどだ。 そんなある日、詐欺師を捕まえようと出向いたオークション会場で、自分とそっくりの女性を見つけ、衝撃を受けるヨンジュ。“同じ顔なのに雰囲気が全然違う…”と不思議に思っていたその時、ものすごいスピードで走る謎の車に突然はねられてしまう。 何とか一命を取り留めたヨンジュだが、以前の記憶をなくしてしまっていた。それだけでなく、ハンジュグループの嫁、カン・ミナに間違えられてしまう。ミナは物静かで、婚外子ということもあり、一家から虐げられていた。そしてあのオークション会場にいたヨンジュそっくりの女性でもあった。 病室で目を覚ましたヨンジュは、“嫁が失踪したと世間の笑い者になる”と毒を吐く姑を思いっきり睨みつける。姑が「何よその目は！」と手を振り上げると、ヨンジュはその手を掴み――。 第1話から波乱万丈な展開が描かれる「ワン・ザ・ウーマン」。第3話以降では、ハンジュグループの長男で、ミナの元婚約者のスンウクも物語に絡み出し、さらに盛り上がりを見せてくれる。