【プレビュー】アウェイゲームに挑む神戸と川崎F。期待は宮代大聖と小林悠の両ストライカー| AFCチャンピオンズリーグエリート
【国内サッカー プレビュー】今季から新設されたAFCチャンピオンズリーグエリートの第3節が22日と23日に開催され、23日にはヴィッセル神戸と川崎フロンターレがそれぞれアウェイゲームを戦う。
開幕2戦を終え、1勝1分けと負けなしのヴィッセル神戸と1勝1敗の川崎フロンターレが登場する。両チームともに第3節はアウェイでの戦い。神戸は韓国の蔚山現代、川崎Fは中国の上海申花のホームに乗り込む。 神戸のここまでは順調だ。第1戦はタイのブリーラムとスコアレスドローに終わったが、敵地で最低限の勝点1を獲得し、ホーム初戦となった第2戦は中国の山東泰山にきっちりと勝利。終盤には明らかなラフプレーを働いてきた相手にも動じずに3ポイントを積み上げた。現在、12チームで8チームが決勝トーナメントを争う東地区で4位に付けており、ここでさらに勝点3を加えられれば残り試合を見据えても優位な状況に立てることは間違いない。 蔚山現代はKリーグを2連覇中の強豪であり、Jリーグでもプレー経験のある韓国人選手や日本人の江坂任もいるが、第1戦では川崎フロンターレに、第2節では横浜F・マリノスに敗れるなど、まさかの連敗スタートとなっている。“日本勢3連勝”へ、前節で先制点を挙げた宮代大聖には2戦連発の期待がかかる。調子の上がり切らない相手をしっかりと叩き、帰ってきたい。 川崎Fは初戦で蔚山現代を下し、日本勢唯一の白星スタートを切ったが、ホームでの第2戦では韓国の光州FCに痛恨の敗戦を喫し、開幕2連勝とはならず。まだ順位を気にする時期ではないが、順位も9位に後退と悔しい結果となった。 そんな川崎Fに衝撃のニュースが流れたのは16日こと。2017シーズンから指揮を執る鬼木達監督の今季限りでの退任が発表された。その直後の公式戦となった18日のJ1第34節・ガンバ大阪戦は、ベテランエースの小林悠がゴールを決めるも1-1で終了。勝利を届けることができなかっただけに、この試合で退任発表後の“初勝利”を届けたいところである。 この試合に向けた出発前には壮行会が開かれ、早朝の開催にも関わらず大勢のファン・サポーターが集まった。1勝1敗で並ぶ上海申花を下し、その思いに応えたい。