[山口県]長門の深川湾を一望、リノベホテル来月オープン レストラン先行営業中、市民割引も
長門市日置上にあったホテルをリノベーションした「北長門リトリートホテル 悠久の季」が7月のグランドオープンに向けて準備を進めている。1階にあるレストランは5月から先行的に営業を始めており、宿泊だけでなく日帰り入浴も始める。 【写真】日替わり定食などをPRする大谷恭孝代表=長門市日置上 同施設は、「黄波戸温泉ホテル彩波」などの名称で運営されていたが2011年に廃業し未利用のままだった。下関市内外で学習塾を展開する「アイ・エフ・シー」が長門市の深川湾を一望できる景色を生かしたいという思いなどからホテルとしての再出発を決めた。 施設は鉄筋コンクリート造り3階建て、地下1階で、延べ床面積約3300平方メートル。天井や壁が剥がれるなどしていたが、現在は大規模な改修工事が行われている。先行オープンしたレストランは地元で水揚げされた鮮魚を使った定食や海鮮丼のほかにカレーなども提供している。昼の日替わり定食は税込み1650円だが、長門市民には市民割引で同1320円で販売している。物販コーナーには萩焼や日本酒、各種加工品などをそろえ、乳幼児らが遊べるキッズスペースも用意した。 1階部分には宿泊用の客室3室、日帰り温泉施設が完成する。今後、2階にも客室を増やして、3階にサテライトオフィス開設を計画している。 同ホテルの大谷恭孝代表(54)は「やっとここまで来られた。素晴らしい景色やおいしい料理を楽しんでもらいたい」と話している。木曜定休。レストランは昼が午前11時~午後2時半、夜が午後5時~同9時。物販が午前10時~午後6時。問い合わせは同施設(電話0837・37・3737)へ。