【衆院選】日テレ選挙報道で新たなシステム導入、Xで投稿された意見をAI分析で「見える化」
27日に放送された日本テレビの衆議院議員選挙特番「zero選挙2024」に、新たなシステム「ブロードリスニング」が採用された。X(旧ツイッター)に投稿された意見をAI分析で「見える化」するものだ。 選挙が多角的に分析できる。開発したのは、AIエンジニアで今年7月の東京都知事選にも立候補した安野貴博氏のチーム。「人の手で調査するのは限界がある。これなら全体像をすぐに把握できる。新しいチャレンジでした」と言う。今回は開票直後の8時から約25分間の意見を解析した。 投稿から「政治への意見や要望」「政党に対する見方」などをAIが抽出。「立憲民主党への支持増加と自民党への批判」「政権交代の可能性」「選挙結果への関心と不安」「投票率と市民参加の重要性」など、似たような意見をグループ別にして、マッピング表示した。 安野氏は今回の選挙結果について、「立民を積極的に推したというより、野党第1党だったということに逡巡を感じている。大物議員が落選したり、2世3世やシロウトの政治家が増えるのが不安」とした。 MC藤井貴彦アナは、「投票率と市民参加の重要性」について、「こういう意見が吸い上げられるのはすばらしい」と評価していた。