スパーズのビクター・ウェンバンヤマが史上4番目の早さで50点を記録 「少し振り返る時間を持つと思う」
日本時間11月14日(現地13日)、サンアントニオ・スパーズのビクター・ウェンバンヤマがワシントン・ウィザーズ戦でキャリアハイとなる50点をマークした。試合は139-130でスパーズが勝利している。とりわけ第3クォーターはシュートをすべて沈め、19点、4リバウンド、1アシスト、1ブロックを記録。なお、3ポイントは試合を通して16本放ち8本沈める活躍だった。 ルーキーだった昨季から数々の記録を残しているウェンバンヤマだが、「将来的には、単なる1試合に過ぎないと思えるようにしたい」と、決して特別な活躍ではないというプライドを覗かせた。 スパーズで過去に延長なしで50点ゲームを達成したのは、1994年のデイビッド・ロビンソンまで遡る。また、20歳314日での50点達成は史上4番目の若さで、身長221㎝は過去の達成者の中で最長だ。なお、ウェンバンヤマのこれまでのキャリアハイは、昨季3月のニューヨーク・ニックス戦で記録した40点だった。 これまでのキャリアでウェンバンヤマは、50点、5×5(5つのカテゴリーで5以上)、10ブロックを記録している。ブロックが正式に計測されるようになった1973-74シーズン以降で上記の3つをクリアしているのは、アンソニー・デイビス(ロサンゼルス・レイカーズ)、アキーム・オラジュワン(元ヒューストン・ロケッツほか)、先述のロビンソンしかいない。また、ウェンバンヤマがNBAで50点ゲームを達成するまでに83試合を要したが、これは1976-77シーズンにNBAとABAが合併して以降、4番目に少ない試合数である。 ウェンバンヤマにとっても50点は特別だったようで、50点に近づくにつれ、時々スコアボードを見ていたことを明かしている。 「小さな勝利も大きな勝利も、一定の間だけ祝うのが好きなんだ。ただ我々はもう明日のレイカーズ戦にフォーカスしている。少し振り返る時間を持つと思う。大きなマイルストーンであることには変わりないからね」
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