【密着】お盆休みも活躍!車のトラブル“救世主”突然のピンチを救うJAFロードサービス同行取材(静岡)
Daiichi-TV(静岡第一テレビ)
最大9連休となった2024年のお盆休み。車で出かけた人も多く見られましたが、楽しいお出かけを一変させるのが“車のトラブル”。この時期急増する突然のピンチを救うJAFのロードサービスに密着しました。 突然の“車のトラブル”に24時間365日いつでも駆け付けてくれる救世主がJAFロードサービス。例年、お盆期間中には全国で1日7000件もの依頼に対応しています。そのひとつが、静岡市駿河区にあるJAF静岡支部・静岡基地。 お盆休みが始まった先週8月11日・日曜日、この日の担当は、ロードサービス歴6年の杉山雅則さん。まず最初に行う作業が救援に向かうロードサービスカーの点検。 (JAFロードサービス隊 杉山 雅則さん) 「車両の点検と、必要な部品だったりとか必要な敷材 っていうのを点検してました」「毎日運行前に必ずやってます」 そしてこの日、杉山さんと共に作業を行うのが4月に入社したばかりの新人・田中祐介さんです。 (JAFロードサービス隊 田中 祐介さん) 「車が好きで」「車を通して人を助けることができるのでJAFにしました」 点検作業を終えると、早速、出動要請が入りました。 (JAFロードサービス隊 田中 祐介さん) 「仕事の依頼、来ました!」 (どういった?) 「パンクの作業になりますので、今から行ってきます!」 依頼者に電話で詳しい状況を確認し、静岡市内の現場へ向かいます。 (JAFロードサービス隊 杉山 雅則さん) 「すみません、お待たせしました」 縁石に乗り上げた際にタイヤがパンクしてしまったようです。 (依頼者) 「自分でなんとかやってみたんですけどね、もうどうにもならないので」「いや助かりますね、ほんとよかったです」 早速、パンクしたタイヤをロードサービスカーに積んできた応急処置用のスペアタイヤに交換します。パンクによる依頼はJAFでもトップ3に入る多さで、田中さんたちも、この日だけでなんと3件も対応しました。 スペアタイヤに交換して終わりではなく、新しいタイヤに交換するため依頼人と一緒にディーラーへ向かいます。 (依頼人) 「ありがとうございました」 (依頼者) 「早くやっていただいて、助かりました」 JAFへの救援要請は車のトラブルだけではありません。続いての依頼は、このバイクの男性。 (依頼人) 「エンジンがかかんなくなっちゃったもんで」 お盆休みを利用して都内からバイクで井川ダムに来たそうですが、その帰り道に“ガス欠”となり、動けなくなってしまったのです。 (依頼人) 「ガスの燃料警告灯がついたから引き返してきたんですよ」「スタンドあちこちあるな~ってみてたんだけど、結局ここも休みで、エンジンかかんなくなっちゃって、ガス欠かなって」 ロードサービスカーに積んである携行缶からガソリンをバイクに給油します。 (依頼人) 「わぁ!」 (JAFロードサービス隊 杉山 雅則さん) 「満タン入ってるんで大丈夫そうですね」 (依頼人) 「ありがとうございます」 その後も、高速道路を走行中に不具合が起きた車の応急処置を行うなど、この日は朝から依頼が立て続けに入ったため、午後7時半を過ぎ、ようやく遅めのランチタイムです。 (JAFロードサービス隊 杉山 雅則さん) 「きょうお盆初日なんで、まあでも多いかなっていうイメージはあります。毎年多いかなっていうイメージは」 一人立ちを目指し、杉山さんのもとで経験を重ねる田中さんですが、その目標を聞いてみると…。 (JAFロードサービス隊 田中 祐介さん) Q.今後の目標は? 「まず、レッカーに単独で乗れるように頑張っていきたいですし」「お客様のために頑張って作業できるように、一日でも早く覚えたいなと思ってます」 (JAFロードサービス隊 杉山 雅則さん) 「(田中さんが)作業自体もだんだんできるようになってくると、それはそれで、日々成長は感じてます」 いまでは立派に新人を指導する杉山さんですが、まだ新人だったころの杉山さんを、私たちは取材していました。あれから5年…プライベートでも大きな変化があったといいます。 (JAFロードサービス隊 杉山 雅則さん) 「結婚して、子どもが生まれてっていうと、頑張ろうっていう気持ちになりました」 食事を終えると新たな出動要請が!依頼人の女性がレンタカーを坂の上の駐車場に停めようとしたところ、車の底を擦ってしまい、動かせなくなってしまったのです。 (依頼人) 「不安で、どうしようって感じでした」 作業を行うのは指導係の杉山さん。田中さんは、そのテクニックを学び取ろうと作業をじっと見つめます。 (JAFロードサービス隊 田中 祐介さん) 「基本的なことは教わるんですけど、それ以外はもう見て、こういうやり方があるとか、そこを見ながらやらないといけないので、難しい作業だなと思いながら」 まずは、車体の底を地面から離すため、タイヤの下に板を差し込み車体を傷つけないようにして、慎重に持ち上げていきます。そして、無事に救出させることができました。 (依頼人) 「てきぱきやってくださって、本当にやっと落ち着けました」「自分でなんとかしようとしなくてよかったです」 (JAFロードサービス隊 杉山 雅則さん) 「お客様の大事な車を傷つけちゃう可能性も ありますんで、より慎重に時間かけて作業しています」 この日、全部で6件の依頼に対応した2人。 (JAFロードサービス隊 杉山 雅則さん) 「まあ、入り方としては、ちょっとお盆らしい入り方かなっていう印象ではありましたし」「これから依頼は多くなりそうだなっていう印象でした」 (JAFロードサービス隊 田中 祐介さん) 「まだ新人なので」「要領よくできなかったりするんですけれども」「自分なりに頑張って、一件一件こなせていけたらなと思います」