エルヴィス・プレスリー&プリシラ、伝説的カップルの型破りな結婚の真実8
5 メイド・オブ・オナー
挙式では、メイド・オブ・オナー(花嫁付き添い人)をプリシラの妹ミシェル・ボーリューが、グルームズマン(花婿介添人)は“メンフィス・マフィア”と呼ばれていたエルヴィスの取り巻きたちが務めました。
6 ケタ違いのウエディング・ケーキ
朝9時に始まった挙式が足早に終わると、“シャンパン・ブレックファースト(朝食)”という名の披露宴がスタート。会場に用意された6層からなる巨大ウエディング・ケーキは、当時のお値段で3200ドルだそう。今日の値段に換算すると約2万2000ドル(約300万円)! 約9kgものショートニングが使用され、ハート形の砂糖菓子48個と銀色の砂糖がけアーモンド478個が飾られました。 ケーキの他に、ロブスターや牡蠣のグリル、南部風フライドチキンなどの朝食ビュッフェが振舞われ、ふたりは名曲「ラブ・ミー・テンダー」に合わせてファーストダンスを踊ったそう。
7 ウエディング・ドレスの真相
プリシラのドレスは長い間、彼女自身がデザインしたものと報じられてきましたが、実際には高級デパートのウエストウッドで購入したことが判明。袖と首もとにミニパールが施されたシルクシフォンのドレスに合わせたのは、たっぷりとしたチュールベールと愛らしさ満点なプチクラウン。ドレスだけでなくトップにボリュームを持たせた彼女のビーハイブヘアやくっきりとしたアイラインメイクは、多くの花嫁が憧れるアイコニックなスタイルとなりました。 一方でエルヴィスも、ペイズリー柄のタキシードにウェスタン・ブーツのいでたちでキング・オブ・ロックらしい派手なスタイリングを披露。
8 ハネムーンへ
披露宴が無事に終わると、ふたりはフランク・シナトラのプライベート・ジェットでハネムーン先のパームスプリングスへ向かい、1カ月間ほどサンジャシント山脈の絶景を望む邸宅で過ごしたそう。結婚式を終えた翌年の1968年2月1日には娘リサ・マリーが誕生し、エルヴィスが亡くなる4年前まで関係は続きます。彼が生涯を通し婚姻関係にあった女性はプリシアだけでした。
Realization : HIKARU DARUMA