横浜流星、石原さとみら“今年の映画の顔”がずらり 『正体』が3冠
『第49回報知映画賞』表彰式が16日、都内で行われ、主演男優賞の横浜流星、主演女優賞の石原さとみをはじめ、同賞の受賞者ら“今年の映画の顔”が表彰式に登壇した。 【写真】かっこいい!ブラックスーツでビシッと登場した佐野晶哉 同賞は、スポーツ新聞が単独開催する初の映画賞として、1976年に誕生した。2023年12月1日から2024年11月30日までに国内で1週間以上、一般公開、もしくは公開予定の新作。新人賞は原則として3年以内に本格デビューした俳優、監督となる。 主演男優賞の横浜は『正体』の演技が評価され、昨年に続き受賞。同作は、作品賞・邦画部門、助演女優賞の吉岡里帆の3冠に輝いた。 監督を務めた藤井道人氏は、作品賞のブロンズ像を受け取り「これだけ歴史のある賞をいただき、ありがとうございます。信じてついてきてくださってありがとうございます」と感謝。「(『正体』は)横浜流星と一緒に面白い映画を作ろうという情熱から生まれました。仕事だと思わず、情熱をもって作り続けました。結果はついてきてくれるはずだと思って4年ほどの時間がかかりました。4年かからなかった出会えなかった皆さんの妥協しない姿勢のおかげで公開することができました」と喜びをかみしめ、「僕は仲間と何かを作り続けるのが好きで、妥協しない人生、どこまで行けるか分かれませんが数年後も映画人でいたいと思いますし、後輩の皆さま、先輩の皆さまに恥じない姿勢で映画道をしっかり進んでいきたいと思います」と力強く宣言した。 各賞の受賞者・受賞作品は以下のとおり。 ■受賞一覧 作品賞・邦画部門:『正体』 作品賞・海外部門:『シビル・ウォー アメリカ最後の日』 アニメ作品賞 :『ルックバック』 主演男優賞:横浜流星(『正体』の演技に対して) 主演女優賞:石原さとみ(『ミッシング』の演技に対して) 助演男優賞: 奥田瑛二(『かくしごと』の演技に対して) 助演女優賞:吉岡里帆(『正体』の演技に対して) 監督賞: 塚原あゆ子(『ラストマイル』の演出に対して) 新人賞: 越山敬達(『ぼくのお日さま』の演技に対して) 新人賞:中西希亜良 (『ぼくのお日さま』の演技に対して) 特別賞:平泉成(『明日を綴る写真館』の演技と長年の映画界への貢献に対して) 特別賞:草笛光子(『九十歳。何がめでたい』の演技と長年の映画界への貢献に対して) ■選考委員 荒木久文(映画評論家)、木村直子(読売新聞文化部映画担当)、見城徹(幻冬舎代表取締役社長)、藤田晋(サイバーエージェント代表取締役)、松本志のぶ(フリーアナウンサー)、YOU(タレント)、LiLiCo(映画コメンテーター)、渡辺祥子(映画評論家)の各氏(敬称略、五十音順)と報知新聞映画担当。