「能登復興、のろしに」 吉岡さん、蓮佛さん都内で会見 3月、演劇堂で「まつとおね」
来年3月に七尾市の能登演劇堂で上演される能登半島地震復興公演「まつとおね」の記者発表会見は30日、都内で行われ、ダブル主演を務める人気俳優の吉岡里帆さんと蓮佛美沙子さんが「復興ののろしになるような舞台にしたい」などと意気込みを述べた。 吉岡さんは豪雨前に七尾市を訪れたことを明かし「お祭りがたくさんあり、美しくて文化的な町という印象」と強調。「七尾の人からの『明るいパワーを届けてほしい』という言葉を支えに、舞台上でエネルギーを発していきたい」と話した。蓮佛さんは「作品を通して被災地の方に1人じゃないことを伝えたい」と力を込めた。 吉岡さんと蓮佛さんの二人劇で、前田利家の正室まつ(吉岡さん)と豊臣秀吉の正室おね(蓮佛さん)の友情や心情を描き出す。来年3月5~23日に計20回上演される。 会見には、作品を企画した七尾出身のプロデューサー近藤由紀子さん、脚本を手掛けた小松江里子さん、演出を担当する歌舞伎俳優中村歌昇さん、茶谷義隆七尾市長が同席した。