〈カターレ富山・J3〉今季初2連勝上々 FC大阪に2―0
●暫定6位浮上 明治安田J3第14節(18日)カターレ富山は富山市の富山県総合運動公園陸上競技場でFC大阪と対戦、2―0で破り、今季初の2連勝を収めた。FWマテウス・レイリアが先制し、MF髙橋馨希(よしき)が追加点を奪った。それぞれ今季初ゴールとなった。通算成績は5勝6分け3敗の勝ち点21で、プレーオフ出場圏(3~6位)の暫定6位に浮上した。 ●マテウスが先制 富山は前半14分に右サイドに抜け出したマテウスが相手をかわし、ドリブルから左足でゴール。後半32分には途中出場の髙橋が左足を振り抜き、豪快にネットを揺らした。 小田切道治監督は「選手たちがよく走って戦い、ミーティング通りに自分たちのボールにすることができた」と話した。 富山は22日にヴィッセル神戸(J1)とYBCルヴァン・カップ1次ラウンド3回戦、26日に関西大と天皇杯1回戦を争う。リーグ戦の次節は6月2日に静岡県沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場でアスルクラロ沼津と対戦する。 ●22歳トリオ連係追加弾 碓井→西矢→髙橋 大卒1年目の22歳トリオが躍動した。右サイドからFW碓井聖生(上市町出身)が持ち込み、巧みにかかとでDF西矢慎平に渡すと、グラウンダーのクロスに髙橋が合わせて体を反転させてシュート。今季リーグで3度目の複数得点を挙げた。 得点シーンに同期3人が絡み、髙橋は「ピッチ内外でいい刺激を与え合いながら、いい関係を築けている」と喜びもひとしお。昨季ともに特別指定選手でプレーした碓井は「大好きな馨希が点を決めてくれてうれしかった。ロッカールームでずっとハグしてました」と笑顔が止まらなかった。 チームに勢いをもたらしたルーキーたちはそれぞれが「負けないように」と互いの活躍を力に変えていた。 ●野菜や花苗販売 会場で小矢部園芸高生 ○…会場では市町村サンクスデー「小矢部市の日」に合わせ、小矢部園芸高の生徒が学校で育てた野菜や花苗を販売した。 園芸科の2、3年生4人がマリーゴールドやペチュニア、イタリアンパセリなどの鉢やポットを並べた。生徒会長を務める坂本琴美さん(3年)は「カターレの選手やサポーターへのエールを花に込めた」と話し、富山の勝利を願った。 花の寄せ植え体験も行われた。