47年目のサザンオールスターズ、9月に最後の夏フェス出演「高齢者には暑すぎるよ」
日本を代表するロックバンドで活動47年目に突入したサザンオールスターズが25日、年内の主な活動について発表した。 【写真】フジ系ドラマ「新宿野戦病院」の主題歌に決定した新曲「恋のブギウギナイト」を配信リリースしたサザンオールスターズ サザンは、46年前の昭和53年6月25日にシングル「勝手にシンドバッド」でデビューし、25日は彼らのデビュー記念日にあたる。 発表では、まず、新曲「恋のブギウギナイト」の配信を同日から始めた。7月3日から放送される小池栄子さんと仲野太賀さんが主演するドラマ「新宿野戦病院」(フジテレビ系)の主題歌だ。 また、9月23日に茨城県ひたちなか市で開催される音楽フェスティバルに出演し、これを最後の夏の屋外イベント参加とする。 ボーカルの桑田佳祐さんは、「気がつけばメンバー全員古希目前。今回の出演をもって、サザンオールスターズ、〝最後の夏フェス出演〟とさせていただければと思っております。高齢者バンドにとって、令和の夏は暑すぎるよ」と心情をつづった声明を出した。 冬には「葡萄(ぶどう)」以来9年ぶり16作目となる新作アルバムを出すことも発表した。 また、6月25日には東京・渋谷の「SHIBUYA TSUTAYA」で、サザンの足跡を振り返るとともに未来を展望する展示会「いわゆる『サザン』について展」も始まった。無料。30日まで。 結成45周年だった昨年、サザンは地元・茅ヶ崎でのライブなど精力的に活動したが、今年も意欲満々のようだ。 サザンの作品を出し続けているレコード大手、ビクターエンタテインメントの担当者が、次のように話す。 「桑田さんのソロ活動を間に挟まず、サザンとして2年連続で活動するのは久しぶり。今でこそ国民的バンドと呼ばれますが、不振にあえいだ時期もありました。展示会は、そのあたりのことも紹介し、活動半世紀を目指す彼らの不屈の姿を伝えています」(石井健)