市場の関心はマクロからミクロへ、"あの銘柄"を注視せよ
今週の東京株式市場は18日が「海の日」の祝日で、4営業日の立ち会いとなる(写真:umaruchan4678/PIXTA)
3連休明けで東京株式市場が4営業日の立ち会いとなる今週は、日程がやや慌ただしい。 アメリカは26~27日のFOMC(連邦公開市場委員会)開催に向けたブラックアウト期間に入っており、FRB(連邦準備制度理事会)メンバーによる政策関連の発言が途絶える時期だが、20~21日に日本銀行が金融政策決定会合を、21日にECB(欧州中央銀行)が定例理事会を開催し、総裁記者会見が予定されている。為替市場で急激な円安が進行中という状況から見て、何らかの形で相場を刺激する材料が露出する可能性があるだろう。 一方、マクロ経済統計では、アメリカで住宅関連の指標発表が相次ぐが、すでに先週13日の6月CPI(消費者物価指数)に始まり、15日の6月小売売上高、7月ミシガン大学消費者信頼感指数に至る一連の発表で、インパクトの大きな材料はいったん出尽くした感がある。市況への影響度は限定的なものとなりそうだ。
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岩本 秀雄