伝統的なムーンフェイズに72時間のパワーリザーブ! スイスメイドの品質と独自の開発力がすごいフレデリック・コンスタント新作の魅力とは
●Watchs & Wonders 2024でも注目を集めた話題のマニュファクチュールモデル
1988年の創業より、「時代に左右されない普遍的な美しさと優れた品質を備えた機械式時計を、適正な価格で提供する」との揺るぎない理念の下、誠実な時計作りを続けているフレデリック・コンスタント。 【画像】美しく実用性も高いフレデリック・コンスタント新作を画像で見る(10枚) 開発からデザイン、製造、組み立てまでジュネーブ・プラワレットの自社工場で行うという徹底したスイスメイドもこだわりのひとつで、2023年までにすでに31種類ものマニュファクチュールムーブメントを発表。 今年2024年に入ってからもすでに2つのマニュファクチュールモデルを発表しています。
中でもとりわけ優れた機能性と審美性で話題を呼んでいるのが、33番目のマニュファクチュールムーブメントとして発表された“FC-716”です。 去る4月に開催されたWatchs & Wonders 2024では、この“FC-716”を搭載した3本のウォッチを新作「クラシック ムーンフェイズ デイト マニュファクチュール」として披露。 直径40mmのケースに収まるコンパクトなムーブメントに72時間パワーリザーブという高い実用性と、優美さをたたえたムーンフェイズ&日付表示機構を備えます。
●クラシカルなムーンフェイズ機構がブランドの美意識を体現
新キャリバー“FC-716”は、その型番からも分かる通り、2015年に発表された“FC-715”がベースとなるもの。 使用されるパーツのうち90%は“FC-715”から継承するものですが、より長時間の駆動を実現するために主ゼンマイは31%長く、香箱の直径は18%大きく設計されています。 また大容量の香箱を収めるためにブリッジのデザインも一新。さらに仕上げに関してもこれまでのサークル状から新たに扇形のコート・ド・ジュネーブへと変更。 これら見事な装飾は、シースルー仕様のケースバックを介して楽しむことができるようになっています。
また忘れてはならないのが6時位置に搭載されたカウンター。これは月相を表すムーンフェイズと日付表示という2つのコンプリケーションが組み合わせたもので、月は星々の散りばめられたカウンター内を29.5日を1周期として回転し、日付表示針は周囲に刻まれた1~31の目盛りを指して日付を教えてくれます。 悠久の時の流れを表現するクラシカルな機構は、視覚的な楽しさと共にフレデリック・コンスタントの普遍的な美意識を伝えます。 時針と分針は付け根近くを絞ったスタイリッシュなアルファ針ですが、よく見ると楔形のインデックスと同じく、手作業で丁寧なファセット加工が施されていることに気づきます。 シルバーグレー、ネイビー、モスグリーンで彩られたダイヤルには目の細かなソレイユ装飾が施され、外周に刻まれるミニッツトラックにはクラシックなレイルウェイデザインを、3時位置に備えたりゅうずには愛らしいルックスと共に優れた操作性を備えた優れたオニオン型を採用。 伝統的な意匠の中にも実用におけるきめ細かな配慮が光る、フレデリック・コンスタントらしい逸品です。 ●製品仕様 「フレデリック・コンスタント クラシック ムーンフェイズ デイト マニュファクチュール」 ・品番:FC-716S3H6(シルバー)、FC-716N3H6(ネイビー)、FC-716GR3H6(グリーン) ・価格(消費税込):66万円 ・ケースサイズ:40mm径・11.7mm厚 ・ケース:ステンレススティール ・ベルト:アリゲーターストラップ ・ムーブメント:機械式 自動巻 ムーブメント FC-716、ムーンフェイズ搭載 ・駆動時間:パワーリザーブ72時間 ・防水性能:10気圧防水 ・発売時期:2024年6月
VAGUE編集部