検察「事件が発生した時間帯にパソコンのWordが起動されていない」弁護側「酒の影響で寝てしまった」「事件前後の被告の言動」について審理 同僚の元県議が証言 妻殺害事件裁判
テレビ信州
3年前、塩尻市で妻を殺害した罪に問われている元県議会議員の裁判員裁判。11日から最後の争点、「事件前後の被告の言動」についての審理が始まりました。 元県議会議員の丸山大輔被告50歳は2021年9月、塩尻市の自宅兼事務所で妻の希美さん当時47歳の首を絞めて殺害した罪に問われています。 11日から最後の立証テーマである「事件前後の被告の言動」について争われます。 事件前日、同僚の議員ら6人と食事をしていたという丸山被告。会食の途中で「一般質問の原稿を仕上げる」と退席したということが分かっています。このことから今回のテーマで主に争われるのは、 ①丸山被告が作成した一般質問原稿のWordファイルの履歴。 ②スマートフォンの歩数計による犯行時間帯の歩数。 ③事件前後の議員会館でのほかの議員による目撃についてです。 11日の証人尋問では事件当時、丸山被告の同僚で県議会議員だった男性が出廷。 事件前日の午後11時ごろ、「原稿作成ため、会食を退室したはずの丸山被告の部屋の電気が消えていた」と証言しました。検察側は事件が発生した時間帯にパソコンのWordが起動されていないと指摘。 一方、弁護側は酒の影響で寝てしまったと主張しています。今週14日にはこのテーマの論告と弁論が予定されています。