栽培の工夫・苦労学ぶ 富山・砺波市庄東小児童、キウイ生産者を取材
富山県砺波市庄東小学校の児童が9日、「子ども特派員」として同市安川のキウイ畑を訪れ、給食にキウイを提供する生産者に話を聞きながら栽培の工夫や苦労などを学んだ。取材の様子はDVDにまとめ、来年1月以降に市内の小中学校に配布する。 地元の生産者に感謝し、食材への関心を高めてもらおうと、市と市学校給食センターが毎年、市内の小中学校から子ども特派員を農家に派遣し、取材の様子をDVDにまとめている。 今回は、庄東小の給食委員など4~6年生14人がキウイ3品種を育てる坂井晋輔さん(70)の畑を訪れ、生産を始めたきっかけや栽培する上での苦労を聞いた。栽培では農薬をほぼ使わないことや、降雪前に剪定(せんてい)が必要なことなどを学んだ。 わせ品種「レインボーレッド」の収穫を体験し、坂井さんから果実を斜め上に向かってちぎることなどこつも教わった。 給食委員会副委員長の永森蓮成(れんじょう)さん(11)は「大変な苦労があって育つことが分かったので感謝して食べたい」と話し、坂井さんは「キウイをたくさん食べてもらえるとうれしい」と笑顔を見せた。