地震影響の観光業盛り上げへ新たな土産 富山県氷見市の匠屋、県産米粉で焼き菓子
能登半島地震の影響を受ける観光業を盛り上げたいと、富山県氷見市で旅館やプリン専門店を営む匠屋は、県産米粉を使ったグルテンフリーの焼き菓子のフィナンシェ「カモメの卵ふぃなん」を商品化した。代表の池田匠さん(40)は「氷見の元気を発信していきたい」と話す。 ひみ番屋街内のプリン専門店「ひみぷりん」は地元食材を生かした商品を販売し、観光客の人気を集めている。フィナンシェは、常温保存できる新たな観光土産として開発。小麦アレルギーの人も食べられるようにグルテンフリーにした。 焦がしバターの風味が特徴で、外はカリッと、中はもっちりとした食感に仕上げた。形状は「ひみぷりん」のロゴモチーフで、幸運を象徴するカモメの卵をイメージした。「ひみぷりん」と旅館「あさひや」(島尾)で販売し、5個入り1200円、10個入り2400円。 池田さんは今後も富山の素材を生かした商品開発などにチャレンジし「氷見を盛り上げていきたい」と話している。