こんにゃく座が描き出す小泉八雲の物語、オペラ「神々の国の首都」幕開け
「オペラシアターこんにゃく座 オペラ『神々の国の首都』」が、昨日3月9日に東京・吉祥寺シアターで開幕した。 【画像】オペラシアターこんにゃく座 オペラ「神々の国の首都」より。(撮影:長澤直子)(他6件) これは今年没後120年となる小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)に焦点を当てた、オペラシアターこんにゃく座の新作オペラ。本作の台本・演出を手がける坂手洋二は1993年に燐光群で「神々の国の首都」を上演しており、今回は初のオペラ化となる。1850年にギリシャで生まれたラフカディオ・ハーンは、39歳で来日し、島根県松江市で妻となる小泉セツと出会い……。作曲を手がけるのは、坂手と「イワンのばか」でもタッグを組んだ萩京子。振付には山田うんが名を連ねた。 小泉八雲役の高野うるおは「今年は小泉八雲没後120年の年。遠い辺境の地日本に来て、“人々”、“お話”、“モノたち”そして“セツ”と出会い、ハーンの“こころ”と触れ合って離れなくなっていきます。3月17日(日)まで吉祥寺シアターにて公演しております。『新しいオペラ』、ぜひ観に来てください」とコメントしている。上演時間は休憩15分を含む2時間35分。公演は3月17日まで行われる。 ■ オペラシアターこんにゃく座 オペラ「神々の国の首都」 2024年3月8日(金)~2024年3月17日(日) 東京都 吉祥寺シアター □ スタッフ 台本・演出:坂手洋二 作曲:萩京子 振付:山田うん □ 出演 ラフカディオ・ハーン(小泉八雲):高野うるお 小泉セツ:豊島理恵 西田教頭:佐藤敏之 エリザベス・ビスラント:岡原真弓 アキラ(車夫) ほか:北野雄一郎 稲垣金十郎(セツの養父):武田茂 稲垣トミ(セツの養母):彦坂仁美 小泉チエ(セツの実の母):青木美佐子 柏木(山陰新聞記者):富山直人 知事 ほか:大石哲史 よし子(知事の娘):入江茉奈 為二(セツの元夫):沢井栄次 フサ(為二の今の妻):西田玲子 マティー(影の女) ほか:鈴木あかね 誠二(心中する恋人):金村慎太郎 カネ(心中する恋人):川中裕子 横木(学生):泉篤史 横木の母:相原智枝 オノブ(横木の姉):齊藤路都 藤崎(学生):中村響 ※高野うるおの「高」ははしご高が正式表記。