【NBAプレイオフ2024展望】八村塁所属のレイカーズ対ナゲッツ
レイカーズはどうやってジャマール・マレーを抑えるか?
レイカーズがヨキッチに匹敵する活躍を許したのがマレーだ。チーム最多の平均32.5得点に加え、6.3リバウンド、5.3アシスト、FG成功率52.7%、3P成功率40.5%を記録された。レイカーズは様々な選択肢にトライしたが、そのいずれでも苦しめられたのだ。 プレイオフでマレー相手に何かできるかもしれないと願って獲得したのがゲイブ・ビンセントだ。昨季のNBAファイナルで、当時マイアミ・ヒートの選手だったビンセントは、マレーを平均21.4得点に抑えるのに役立った。 しかし、ビンセントはレイカーズで重量な役割を見つけることができていない。ケガでシーズンは狂わされ、今季の3P成功率は10.7%にとどまっている。ただ、ショットの力を取り戻せば、彼がこのシリーズにおけるXファクターとなるかもしれない。
ディアンジェロ・ラッセルはコートに立ち続けられるか?
ラッセルは今季後半戦のレイカーズの成功に大きく貢献したひとりだ。3P成功率41.5%という見事な数字で契約以上の活躍を見せた。彼の攻撃力はレイカーズにとって大きく必要となる。ナゲッツに対抗する上で、レイカーズにとって最大のチャンスとなるのは、得点で上回ろうとした場合だからだ。 ただ、守備でレイカーズはラッセルを隠すことができなかった。ナゲッツのスターターには本当にそれだけの弱点がなかったのだ。昨季の地区決勝シリーズでナゲッツのブルース・ブラウンが報道陣に話したように、ラッセルは繰り返し標的とされた。 ラッセルは第4戦までにスターターの座を失い、シリーズ平均23.5分間の出場にとどまっている。 ナゲッツは同じゲームプランでラッセルを外させようとするはずだ。
レイカーズ対ペリカンズの予想
レイカーズは前述した問題を解決できていない。ヨキッチをスローダウンさせることはできておらず、サイズ面でも同じく大きいナゲッツ相手にはアドバンテージがない。攻撃第一の選手たちは、ナゲッツのボール回しによって危険にさらされる可能性がある。 レイカーズにとって本当に良くないマッチアップなのだ。直近のプレイが良くなっていることを考えれば不運だろう。レイカーズは22勝10敗でレギュラーシーズンを締めくくった。八村を再びスターターにしてから火がついたのだ。 その八村はラッセルとともに、レイカーズがナゲッツに食らいつくチャンスを与える存在となるだろう。それにより、1試合か2試合で勝てるかもしれない。だが、相手はリーグ最高の選手だ。ナゲッツはやすやすとものにするだろう。 予想:第5戦でナゲッツ勝利
Stephen Noh、坂東実藍 Miran Bando