浦井健治が“稀代の美男芸術家”モディリアーニを演じる新作オリジナルミュージカル『モンパルナスの奇跡』今週末より
昨年『SPY×FAMILY』のミュージカル化を成功に導き、その後も音楽劇『ブンとフン』、舞台『銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件』と共作を重ねてきた、脚本・演出家のG2と音楽家のかみむら周平。ふたりが浦井健治を主演に迎えて創る新作オリジナルミュージカル『モンパルナスの奇跡~孤高の画家モディリアーニ~』が、明日6月15日(土) に東京・よみうり大手町ホールで開幕する。独特の面長の肖像画で知られる画家、アメデオ・モディリアーニとその画商の真実に迫る、G2が長年構想を温めてきたという作品だ。 【動画】ミュージカル『モンパルナスの奇跡』スポット映像 舞台は第一次世界大戦下のパリ。まだ無名のモディリアーニ(浦井)は、芸術家の集うモンパルナスのカフェで客をスケッチしては、その絵を売って日銭を稼いでいた。ある日カフェを訪ねてきた詩人のズボロフスキー(稲葉友)は、モディリアーニが女優ルニア(秋本奈緒美)をスケッチした絵を見て衝撃を受け、モディリアーニ専属の画商となりたいと申し出る。画商の指図など受けず自由に創作したい、と提案を断ろうとするモディリアーニを、恋人のジャンヌ(宮澤佐江)が説得。画家と専属画商としての道を歩み出すモディリアーニとズボロフスキーだったが、その行く手に、激しさを増す戦争と病の影が忍び寄る――。 “稀代の美男芸術家”役に指名された浦井は、「G2さんと初めてご一緒させて頂けることをとても光栄に思っています。今回は画家という役どころですが、どんなモディリアーニに仕上げて下さるのか」と、初めて受けるG2演出を楽しみにしている様子。稲葉、宮澤、秋本もG2とは初タッグとなり、また稲葉と秋本はミュージカル自体が初挑戦だが、「オリジナル作品を一から育てていくという試みにもとてもワクワク」(稲葉)、「素敵な物語が始まる。楽しみでしかありません!」(秋本)と共に力強いコメントを寄せている。 ここに福田えり、俵和也、大津裕哉、鎌田誠樹を加えた、たった8人のキャストが客席数500ほどの小さな劇場で紡ぐ『モンパルナスの奇跡』。G2×かみむらがオリジナル・ミュージカルを手がけるのは『SPY×FAMILY』に続き2作目となるが、大人数キャストが大劇場で躍動する娯楽大作だった前作とは毛色の異なる、濃密で芸術的な舞台が期待できそうだ。 文:熊田音子 <公演情報> ミュージカル『モンパルナスの奇跡~孤高の画家モディリアーニ~』 脚本・作詞・演出:G2 作曲・編曲・音楽監督:かみむら周平 出演: 浦井健治 稲葉友 宮澤佐江 福田えり 俵和也 大津裕哉 鎌田誠樹/秋本奈緒美 2024年6月15日(土)~6月23日(日) 会場:東京・よみうり大手町ホール ★アーカイブ配信あり