「安心して第2子を」焼津市がふるさと納税の寄付金を財源に独自の子育て支援策を展開
財源にはふるさと納税が
充実した子育て支援を展開していく焼津市。 こうした支援策には焼津市の「ふるさと納税」が関係しています。 焼津市のふるさと納税は昨年度、全国11位と人気が高く、今年度の寄付額は去年12月末時点で96億3000万円あまり。このままいけば過去最高額の100億円に達する見通しです。 こうした財源を原資に焼津市では様々な支援策に取り組むことができるといいます。 保育幼稚園課 平岡雅子課長 「全国からいただいたふるさと納税の寄付金を活用させていただいている事業もある。そういったものを使って焼津で子どもを産み育てる、子育ての応援や子供たちの豊かな育ちのための施策にさせていただいている部分はある。」
子子育て支援の拠点施設「ターントクルこども館」
「ふるさと納税」を財源として利用した取り組みは、今までにも─ 嶋田光希アナウンサー: 「JR焼津駅から歩いて8分ほどの場所にあるターントクルこども館に来ています。子育て支援の拠点として作られたこちらは、建設時にふるさと納税の寄付金の一部が活用されたということです。」 2021年7月にオープンした子育て支援の拠点施設「ターントクルこども館」。 1階にはおよそ7000冊の絵本が揃えられた、こども図書館「やいづ えほんと」。 2階と3階には静岡県産の木材を使った体験型美術館、「焼津おもちゃ美術館」で構成されています。 オープンから1月までに、来館者数はおよそ20万人を超えたこちらの施設。 支持される理由とは─ ターントクルこども館 堀内 千穂 館長 「屋内の施設で雨の心配もなく、見守っているスタッフのほかにボランティアの方もいる。親だけでなく館のスタッフの見守りの目もあって、そのなかで安心に安全に遊べる。」 漁業が盛んな焼津ならではの、遊びながら学べる木のおもちゃはもちろん、 多くの人の目があるからこそ、親も安心して子どもを遊ばせられるのも魅力の一つだといいます。 Q.すごく楽しそうに遊んでいる 小山町から: 「木のおもちゃが大好きで、やっぱり遊べる施設がすごく多いので、結構いろいろな体験というのもできるところが魅力的。」 藤枝市から: 「週に一回くらいで来ている。木のおもちゃがいっぱいなので、落ち着くというか、子どもたちもすごく気に入っていて。」 市内外を問わず、子育て世代に人気を集めているこちらの施設。
焼津市民は
こうした施設の存在や行政の取り組みを、焼津市民どう感じているのでしょうか─ 焼津市民 30代: 「子育てをしているなかで不安はたくさんあるので、そのなかでこういった施設でお母さんたちと交流できると、一緒に(意見を)交換できたり、アドバイスをもらえるので、そういったところはいい。子どもたちも触れ合えるので、遊んだりもできるし、この子も人見知りだったが、今では子どもたちに一緒に遊ぼうって遊ぶようになったので。」 焼津市民 20代: 「(焼津市は)医療費が子どもは全額、無料だとか。未来につながる子どもたちを増やそうっていう意思というか、形で示してくれるのは嬉しい。」