「魔の交差点」事故多発 見通しが良いのになぜ?緊急取材 カメラが捉えた衝突の瞬間
■見通しが良い直線道路で発生する事故
一体、何が見えにくいのか。専門家に映像を見てもらった。 交通事故鑑定人 中島博史氏 「信号機が見て分かるように、向かって右側に立っています。比較的、これ珍しい構造」 一般的な交差点は、走行車線上に信号機が設置されているが、この交差点では、走行車線上の信号機が反対側を向き、進行方向用の信号機は右側に設置されている。 実は、この交差点は4方向すべての信号機が対向車線上にある。 中島氏 「信号機が右側に配置された時には、さらに右側に赤信号がいってしまいます。信号機の見づらさというのは増してしまっていると思います」 信号機が対向車線上にあるため、赤信号は運転席から最も離れた右側にある。 中島氏 「非常に見通しが良すぎる。道路が直線であるということだと思います。見通しが良すぎるために、先の方を見ようとしてしまって、その部分の視線が固定されてしまっているので、その周りはぼんやりとしか見えていません。右側にずれている信号機というのを、見落とす可能性が高い」 見通しの良い直線道路のため、ドライバーは交差点よりも遠くを集中して見てしまい、右側の信号機を見落としてしまう可能性があるという。 この事故でも、明らかに信号は赤だが、見落としたのか、赤い車はブレーキを踏む様子もなく進入しているように見える。 (「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年9月16日放送分より)
テレビ朝日