78年の歴史に感謝 伝統のバトン未来へ 青森・六戸中で閉校式典
小中一貫校として新設される六戸町立義務教育学校「六戸学園」への統合に伴い、本年度末で閉校する町立六戸中(古川貴紀校長)で27日、閉校記念式典が開かれた。在校生98人や教職員らが出席し、生徒たちが開校から78年の歴史を胸に、伝統のバトンを未来へ引き継ぐことを誓った。 六戸中は1947年開校。これまで8400人余りの卒業生を輩出してきた。 式典で、古川校長は「閉校記念活動を全校一丸となって取り組み、成功できたのは地域や保護者の力添えがあったから。本校での学びが生かされ、さらに発展していくことを切に願う」とあいさつ。 佐藤陽大町長は「六戸中の閉校は卒業生としてさみしさを感じるが、歴史と伝統を引き継ぎ、新たな六戸学園で勉学に運動に一生懸命努力して頂きたい」と式辞を述べた。 生徒代表として生徒会長の竹内夏菜さんが「全校生徒98人は78年間の感謝を未来へつなぐため、残る期間も最高の学校生活を送っていく」と宣言した。 式典後は記念セレモニーとして、全校生徒による合唱や「よさこいソーラン」が披露され、来賓らが大きな拍手を送った。
デーリー東北新聞社