「大麻に手を出さない!」学生に警鐘…薬物の危険性 全国で過去最多約6500人検挙(島根・松江市)
山陰中央テレビ
若者の間に広がる「大麻」について、2023年の1年間に全国で大麻に関連して検挙されたのは約6500人で過去最多、その7割以上が10代から20代の若者でした。若者の間に広がる大麻の危険性を知ってもらい乱用を防ごうと、松江市の大学で12日、新入生を対象に講習会が開かれました。 島根県警組織犯罪対策係・植田ゆき子係長: 自分たちが大麻に手を出さないために、どうしないといけないかというのを覚えて帰って頂きたい。 島根県立大学の松江キャンパスで開かれた講習会。全国で学生の大麻所持など薬物をめぐる問題が相次いでいるのを受けて、県立大が初めて開きました。4月に入学した大学と短大の全学科の1年生約200人を前に、島根県警組織犯罪対策係の植田ゆき子係長が、大麻など薬物の危険性について説明。若者の検挙数が急増していることや、SNS上の誤った情報に注意し、決して手を出さないよう学生に呼びかけました。 警察によると、2023年の1年間の大麻による検挙者は、全国で過去最多の6482人で、このうち7割以上を10代から20代が占めています。山陰両県では、島根県で13人、鳥取県で20人が検挙され、鳥取では、統計が残る1999年以降で最も多く、両県とも8割以上が10代と20代の若者でした。 学生: 大麻には危険性がとてもあり、心身にも影響を与えるということが今回の講演を受けて改めて知ることができて良かったです。 島根県警組織犯罪対策係・植田ゆき子係長: 薬物に誘われたときは、しっかり断る。断れなかったらその場から離れるというのをしっかり守っていただきたいと思います。 島根県立大学では、浜田と出雲のキャンパスでもこうした講習会を開いたほか、キャンパス内に設置されたデジタルサイネージで、島根県警制作の啓発動画を上映するなどして、引き続き学生への呼びかけを強めることにしています。
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