「珠洲の塩」でもてなし 金沢学院大・短大の学園祭「清鐘祭」 おにぎり、来場者に人気
金沢学院大・金沢学院短大の学園祭「清鐘祭(せいしょうさい)2024」(北國新聞社後援)は12日、2日間の日程で始まった。能登半島地震で被災した奥能登塩田村(珠洲市)の復興に向け、学生有志が製造を手伝った塩を使ったおにぎりやゆでじゃがいもを振る舞い、来場者をもてなした。 【写真】パフォーマンスで会場を沸かせたアノンさん(右から2人目)らサクラ・グラデュエーションのメンバー 同大と塩田村の職員同士が知り合いだった縁で、8~9月に作業員不足の塩田村に学生26人が足を運び、ボランティアに励んだ。学生は塩の販路開拓も重要と考え、学園祭でPRすることとした。 学園祭では地元のブランド米「犀滝の香」で作ったおにぎり500個を無料配布し、ゆでじゃがいもを販売。珠洲の現状や塩作りの様子を紹介するパネルを展示した。製塩を手伝った高良竜太郎さん(スポーツ科学部3年)は「最高においしい塩なので、ぜひ味わってほしい」と話した。 ●アノンさんも舞台で盛り上げ 会場では、名古屋発の6人組ダンス&ボーカルグループ「SAKURA GRADUATION」(サクラ・グラデュエーション)が華やかなステージを披露。メンバーで芸術学部4年のAnon(アノン)さんらが来場者を沸かせた。ホームカミングデーとして卒業生が交流を深めたほか、俳優本郷奏多さんによるトークショーなど多彩な催しが繰り広げられた。 最終日の13日は午後1時からバラエティー番組で人気を集める元HKT48の村重杏奈さんによる講話などを予定する。