山田裕貴、東京ドームシティで思い出す…『ヒーローつながり』デビュー作と映画『Ultraman:Rising』に感謝
◇28日 巨人3X―2広島(東京ドーム)=延長10回 俳優の山田裕貴(33)がNetflixの映画「Ultraman:Rising」の世界独占配信を記念して「Ultraman:Risingナイター」として開催された一戦の始球式にバッター役で登場した。 「今日のゲームを盛り上げるために子どもたちとやってまいりました。よろしくお願いします」とお辞儀をしてからグラウンドに足を踏み入れた山田は「野球をやっていたころはイチローさんをまねてました。愛知の星なので」というバッティングフォームを披露。始球式終了後には「始球式といったら投げる方が多いので、レアで貴重な経験をさせていただきました」と笑顔を見せた。 デビュー作は特撮ドラマ「海賊戦隊ゴーカイジャー」で、球場がある東京ドームシティ内の「シアターGロッソ」で素面公演などを行い、なじみ深い場所でもある。山田は「当時、(現巨人1軍投手コーチの)内海さんも公演に来てくれて、先ほどごあいさつさせてもらったら『久しぶり』と言ってくれた」とニッコリ。父親の和利さんが中日と広島でプレーしたこともあり、「(広島)カープのスタッフさんが、『お父さんに世話になりました』と何人かごあいさついただいてホームだなって緊張が和らぎました」と明かした。 また、「父がこの世界にいたんだな、がんばってたんだと感じる。このウルトラマンは父と子のお話なので、そういった縁を感じます」と語った山田は場所への思い入れを聞かれると「東京ドームシティの前を通ると、ここでやったなって思い出します。84公演くらいあるんです。一日6回しで」と懐かしさし切りの様子。「今回、ウルトラマンもヒーローでヒーローつながり。公演ではヒーローが一度やられて、子どもたちの『がんばれ!』という声で立ち上がるシーンがあるんです。そのときの声が本当にうれしくて。デビュー作でそういう声が聞けたのはありがたい、うれしいことだった。支えてもらって立っています」と話した。
中日スポーツ