16年ぶり選挙戦となる見通し 山形県天童市の市長選挙告示まで1週間 現職出馬せず新人2人による一騎打ちの公算大
任期満了に伴う山形県天童市の市長選挙の告示まであと1週間です。これまでに新人2人が出馬を表明し、16年ぶりに選挙戦となる見通しです。 天童市長選に出馬を表明しているのは、いずれも無所属の新人で、前天童市議会議員の笹原隆義さん(43)と前天童市副市長の新関茂さん(67)の2人です。 笹原さんは、国会議員の秘書などを経て2015年から天童市議を3期務めました。女性の創業支援などによる雇用対策強化や町内会の負担軽減に向けたデジタル技術の活用などを掲げています。 笹原さんは出馬を表明した会見で「みんなが街づくりに参加し、そしてみんなと一緒になって山形県で一番の東北で一番の活気ある街を作っていきたい」と語りました。 一方、新関さんは、天童市の職員を経て2014年から副市長を3期務めました。部活動の地域移行に向けた支援やもうかる農業の推進などを掲げていて、自民と国民民主両党の県連から推薦を受けています。 新関さんは出馬を表明した会見で「魅力あるものにさらに新たな魅力を付加し、対話と誠実を胸に様々な施策を考えて、新時代の天童を作り上げたい」と語りました。 今回の選挙について、現在4期目の山本信治市長は出馬しない意向を示しています。 現時点で2人のほかに出馬の意思を示している人はおらず、新人同士の一騎打ちとなる公算が大きくなっています。 2008年以来、16年ぶりの選挙戦となる見通しの天童市長選は、11月24日に告示され、12月1日に投開票が行われます。天童市の有権者数は10月14日現在、5万583人です。