王貞治さん、プロとアマの垣根を越えて競技振興に取り組む「BEYOND OH！ PROJECT」構想を提言
ソフトバンクの球団会長を務める王貞治さん（８４）が２０日、東京都内で開かれたオーナー会議に出席し、日本の野球を盛り上げるスターを生み出すためにプロ、アマの垣根を越えて競技振興に取り組む「ＢＥＹＯＮＤ ＯＨ！ ＰＲＯＪＥＣＴ」構想を提言した。 子どもたちが野球に触れる機会を増やして王貞治や大谷翔平のような国民的スターが生まれる素地をつくり、スターが国内の野球熱を高めることでさらに野球人口が増えるという好循環を実現するのが狙い。地域や学校と連携した野球体験会や指導者教育など、これまでプロ、アマの各団体がバラバラに行ってきた活動に連携して取り組み、実効性を高めることを呼びかけた。 提言後に会見した王さんは「１００年先も野球がスポーツの中で一番であるために、女性も含めて関心を高く持ってもらえるよう、いろいろ進めていきたい」と訴えた。巨人の山口寿一オーナーも「王さんの活動を援助していくという点で１２球団に異論はない。ＮＰＢの理事会や実行委員会で、スピード感を持って具体策を進めてほしい」と賛同の意を示した。
中日スポーツ
