原作者・平野啓一郎さん、池松壮亮は「映画に対し真面目な方」 映画『本心』完成に「幸せな気持ちになりました」
俳優の池松壮亮（３４）主演の映画「本心」（石井裕也監督、１１月８日公開）の試写会とトークイベントが２１日、東京都内で行われ、池松と原作者の小説家、平野啓一郎さん（４９）が出席した。 自らの意志で死を選んだ最愛の母親をＡＩでよみがえらせた主人公が、母の本心を探ろう、と奔走する姿をミステリータッチで描いた。 同作は、原作の小説に感銘を受けた池松が石井監督らとともに、平野さんのもとを訪ねて映画化が実現した。トークイベントで平野さんは「池松さんが映画に対し真面目な方で、その実行力に心を打たれました」などと振り返り、完成した作品に「幸せな気持ちになりました」とたたえた。 撮影現場には平野さんも顔を見せたことがあったいう。池松は「緊張するシーンの時で、なんでここで平野さんが来るんだろう、と思いました」と笑わせながら「出会ってから今日まで、平野さんが映画に寄り添い、ずっと応援してくれました。ありがとうございます」と感謝していた。
中日スポーツ
